D2Cビジネスグロースチャレンジが地方企業を応援！エコシステムの構築を目指して

D2Cビジネスグロースチャレンジが地方企業を支援

ADKマーケティング・ソリューションズが河北新報社グループと共催する「D2Cビジネスグロースチャレンジ」は、地方企業の成長をサポートする新たな取り組みとして注目を集めている。EC市場が年々拡大する中で、対応できていない企業も多いという課題を受け、今年再び宮城県内の企業を対象にプログラムを実施する。昨年よりも進化した内容で、企業のD2Cビジネスを活性化し、新たな売上の道筋を提供する。

EC市場の現状と地方企業の課題

2023年、EC市場は22兆円を超える規模へと成長した。しかし、ECサイトは数多く存在し、その中で実際に売上を上げられている企業はごくわずかである。特に地方でビジネスを展開する企業は、魅力的な商品を持ちつつも、EC事業による収益の拡大が難しい状況に置かれている。

ADK MSはこの困難を打破するべく、D2Cビジネスに特化したマーケティング支援を行い、地域企業のビジネス成長に寄与することを目指している。昨年度から始まったこの取り組みは、好評のうちに2回目の開催を迎えることになった。

D2Cビジネスグロースチャレンジ概要

今回のプログラムは、地方企業の持つ商品の魅力を最大限に引き出すことが主な目的である。河北新報社は東北地区最大の新聞社であり、その情報発信力を駆使して企業を支援する。また、河北折込センターとADK MSは、テストマーケティングを通じて、売上を継続的に上げ続けるための支援を行う。事務局によるコンサルティングは約1年間にわたり、企業の成功へ向けた具体的な「シクミ」を構築するサポートをする。

参加企業からの声

いくつかの企業の代表者からは、既に本プログラムを通じての成果が報告されている。株式会社鐘崎の代表者は、D2Cの概念が具体的なターゲットや提供価値を明確にする手助けになったと語る。これまでリアル店舗中心にビジネスを行っていたため、ECのノウハウ習得に悩んでいた彼女は、本プログラムを通じて新しい顧客を創出するイメージが湧いたと言う。

一方、有限会社橋本水産食品の代表は、商品販売における新たなアプローチについての助言を受け、事業の成長に繋がっていると答えた。自社の独自技術で開発した冷凍うにを販売する中で、D2Cがもたらす可能性に気付いたという。