VRで認知症を体験した学生たちの感想
国際こども・福祉カレッジに通う学生たちが、最新のVR技術を使って認知症の利用者の視点を学ぶ特別授業を受けました。この取り組みは、介護福祉士の国家資格を目指す学生たちにとって非常に重要な体験となっています。
特別授業の背景
こちらのカレッジは、学生が2年間で高齢者介護を学べるコースを提供しており、独自の「プラス講座」では外部からさまざまな専門家を招いての講義が行われます。今回は株式会社シルバーウッドからの講師が、オンラインでリアルな介護現場の声を届けてくださいました。
認知症の方々の立場を理解することは、介護を学ぶ上で非常に重要ですが、実際には理解が難しい面もあります。特に、認知症に対する誤解や不安が多いため、学生たちはこの体験を通じて本質的な理解を深めようとしています。
VR体験内容
授業では、学生がVR機器を装着し、認知症の利用者の視点を体験する三つのシナリオが用意されていました。これにより、学生たちは実際の利用者が感じる不安や恐怖、混乱を体感し、その後のグループワークでは「どうしたら安心してもらえるか」など、具体的な支援方法について話し合いました。また、認知症当事者のインタビューもあり、その理解を深める機会も得ました。
学生たちの反応
体験後、学生たちはこの授業を通じて多くの気づきを得たと話していました。「実際に体験することで、見えているものがどれだけ不安を与えるかを理解できました」「自分だったらどのように声をかけてほしいか考えることができました」と感想を述べています。このような体験を通じて、介護の現場での対応力を高めることが求められています。
企業との連携に期待
国際こども・福祉カレッジでは、今後も企業との協力を強化し、福祉・介護への関心を高める授業に力を入れていく予定です。これは学生たちだけでなく、地域の高齢者福祉にも良い影響をもたらすことが期待されています。
概要
- - 日時: 2024年10月17日(木)
- - 会場: 国際こども・福祉カレッジ古町キャンパス
- - 内容: VRを使った認知症の利用者体験
学校法人国際総合学園国際こども・福祉カレッジは、介護福祉士や社会福祉士などの養成を行い、福祉分野での人材育成に力を入れています。今後も、体験的な教育を通じてスキルを磨き、地域で活躍する人材を送り出していく目標を掲げています。
NSGグループについて
また、NSGグループは108の法人から成り、教育事業や医療・福祉・介護に加え、地域活性化への取り組みも行っています。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にするために様々な事業を展開しています。詳しくはグループの公式サイトをご覧ください。