湯守番頭会設立
2025-07-17 20:22:00

持続可能な銭湯誕生へ向けた「湯守番頭会」の設立

持続可能な銭湯誕生へ向けた「湯守番頭会」の設立



日本全国で地域の文化を支える存在としての役割を果たしている銭湯。しかし、後継者不足や事業継続の難しさが課題となっています。そんな中、株式会社narrativeが中心となり、温浴業界の持続可能な未来を描く「湯守番頭会」を設立します。この新しい取り組みは、銭湯業界の現状を打破し、より多くの人々に愛される温浴施設を目指しています。

銭湯が抱える現状と課題



現在、日本の銭湯は厳しい状況にあります。1970年代には全国に16,000か所以上あった銭湯が、2023年度には約2,800か所に減少。この背後には、後継者不足や担い手不足、さらには多額の修繕費用や光熱費による経済的な課題が影を落としています。温浴業界の中でも特に人手不足は深刻で、老朽化した銭湯が閉業するケースも増え続けています。

一方で、最近の銭湯ブームにより、新たにこの業界に参入する若者も増えてきました。しかし、業界内でのキャリアパスが曖昧で、安定的な給与が得られにくい状況が続いているため、希望を持ち続けられない若者も多いのが現実です。

「湯守番頭会」の設立と目的



このような課題を解決するために、「湯守番頭会」が設立されました。この取り組みは、銭湯経営の持続可能性を高めることをミッションに掲げています。「人的資本」と「ファイナンス」の両面から銭湯経営を支援し、キャリア形成や事業継承の課題に真正面から取り組むのです。

「湯守番頭会」は、銭湯業界に興味がある若者に対して、キャリア支援や雇用の場を提供します。具体的には、銭湯で働くための教育プログラムやインターンシップの機会を用意しており、段階的なキャリアパスを描ける環境を整えています。また、業界が抱える担い手不足にも注目し、銭湯オーナーに対しては人材供給の仕組みを構築し、経営状態の健康診断やファイナンス面での支援も行います。

銭湯ファンドの設立



さらに、“湯守番頭会”では新規開業を目指す銭湯の資金調達をサポートするため、銭湯ファンドも設立します。これにより、廃業の危機にある銭湯の再生を図り、地域の文化遺産としての役割を果たし続けることを目指します。2022年には奈良県御所市の廃銭湯「御所宝湯」が復活した事例もあり、成功事例の再現を目指しています。

「湯守番頭会」への参加



2025年7月23日、全国の銭湯関係者や銭湯ファンが集う「湯守番頭会」のキックオフミーティングがオンラインで開催されます。全ての人が参加できる形式で、銭湯業界の課題や取り組みの詳細などが共有されます。

興味がある方は、是非このイベントに参加してみてください。私たちは、銭湯を持続可能な事業にするために何ができるのかを常に問い続けています。気軽にお問い合わせいただければ、銭湯に関するお困りごとにも対応いたします。

お問い合わせ先: [email protected](株式会社narrative 湯守番頭会担当)


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会社情報

会社名
株式会社narrative
住所
奈良県奈良市西城戸町34番地
電話番号

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