大分県佐伯市高校生が地元の海の魅力を動画教材で発信!次世代へつなぐプロジェクト始動
大分県佐伯市では、地元の高校生が中心となり、小中学生向けの海の学習動画教材制作プロジェクト「佐伯の海のウラオモテ」がスタートしました。このプロジェクトは、一般社団法人KIISAが主催し、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されます。
この動画教材は、佐伯市の海の現状や魅力、磯焼けやアイゴによる海への影響などをわかりやすく解説し、小中学生が海の環境問題について理解を深めることを目的としています。
プロジェクトでは、日本文理大学附属高校の生徒を中心に、インタビュー取材や街頭インタビュー、撮影、編集など、動画制作に関わる多くの作業を高校生主体で行います。動画制作の指導には、株式会社newfocus CEOの麻生和也氏が講師として参加し、高校生ならではの視点で佐伯の海の今を捉えた動画制作をサポートします。
動画制作ワークショップで実践的な学びを深める
2024年7月6日と7日の2日間には、日本文理大学附属高校と佐伯市蒲江地域で動画制作ワークショップが開催されました。ワークショップでは、麻生和也氏を講師に、動画制作の基本知識や撮影技術を学び、実際に佐伯市蒲江の浪井丸天水産さんを訪問し、インタビュー撮影を行いました。
高校生たちは、初めてのインタビューや機材操作に緊張しながらも、積極的に取り組み、貴重な経験を積みました。撮影した映像を視聴し、学習教材動画に活用できるシーンの確認や編集作業も行い、動画制作のプロセスを理解しました。
今後の予定と期待
今後、8月にかけて取材・撮影が本格化し、9月下旬に学習教材動画が完成予定です。完成した動画は、10月以降、佐伯市内の小中学校で上映され、小中学生の学習教材として活用される予定です。
このプロジェクトは、高校生が主体的に地域課題に取り組むことで、地元への愛着や誇りを育むとともに、次世代を担う子どもたちの海の環境問題に対する意識を高めることを目指しています。高校生たちの熱意と創造力で制作された動画教材が、佐伯市の海の未来を明るく照らすことを期待しています。
団体概要
一般社団法人KIISA
URL: https://kiisa.or.jp/
活動内容: コミュニティカフェ”cafe+community KIISA”を拠点として、高校生の地域参画や情報提供、自主活動のサポート、多様な生き方や選択肢にふれる機会創出により「未来の可能性を拡げる」活動を行っています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
URL: https://uminohi.jp/
「海と日本プロジェクト」は、海を未来へつなぐため、子どもたちをはじめ全国の人が海への関心を高め、海の豊かさを守る行動を起こすことを目指すプロジェクトです。