JTB、Japan Branding Awards 2025での栄誉
株式会社JTBは、株式会社インターブランドジャパンが主催する「Japan Branding Awards 2025」で、企業ブランドとしての優れた実績が評価され、見事「Silver」を受賞しました。この受賞は新型コロナウイルスの影響を受けた未曾有の苦境との戦いを経た結果であり、ブランディング活動の重要性を再認識させるきっかけとなりました。
Japan Branding Awardsとは
「Japan Branding Awards」は、2018年に設立された、企業や組織のブランド戦略や施策を評価し、共有することを目的としたアワードです。受賞の決定には、ブランド戦略の展開や実行、組織運営、ステークホルダーとの関係構築、ビジネスインパクトなど、さまざまな面からの審査が行われます。
JTBの受賞背景
新型コロナによる旅行業界の危機で、JTBは7割の売上を失う厳しい状況に直面しました。しかし、これを契機に「交流創造企業」としての進化を目指し、ブランドの再構築に取り組んできました。その結果、JTBは「地球を舞台に『新』交流時代を切り拓く」という経営ビジョンのもと、社員一人ひとりの行動が社内外での共創に繋がり、ビジネスに大きな影響を与えた点が評価されました。
ブランディング活動の要点
1.
価値観の体系化:
JTBでは、新たに「The JTB Way」を整備し、全社員が共通の価値観を持つことを目指しました。約9,000名の社員の意見を集約し、「ONE JTBValues」を策定。これにより、社員は日々の行動と判断の基準が明確になり、自らブランドを体現することが促進されました。
2.
組織風土の変革:
自律的な組織活動「Smile活動」を全国150拠点で展開し、現場からの組織風土改革を進めています。例えば、高松支店では地域の課題に取り組むプロジェクト「クセモノズ」を立ち上げ、地域と共創しながらサステナブルな交流を実現しています。
3.
未来への投資:
次世代の若手社員の意見を取り入れた「OPEN FRONTIER 2035」ビジョンを策定し、DEIをDEIBへと進化させることで、多様性を尊重した組織文化を育んでいます。
審査委員の評価
審査委員会は、歴史ある企業が危機に直面しながらも、経営者と社員が一丸となって未来に向けた改革を行なったことを高く評価しました。ブランドの中核概念として掲げている「成果の実現の追求」が実を結び、ビジネスにおいても大きな成果を上げています。
代表取締役のコメント
JTBの代表取締役、社長執行役員の山北栄二郎氏は、「今回の受賞は、JTBが掲げる『交流創造』の理念に基づいて取り組んできた結果であり、大変嬉しく思います。社員の意志を起点に、社会との共感を築いてきたことを誇りに思います」と語りました。今後も交流を通じた価値の創出に挑戦し続ける意向が示されました。
まとめ
JTBのブランディング活動は、単なるビジネス戦略を超えて、地域社会や社員との価値共創を目指すものであり、その取り組みが評価される形で実を結びました。この受賞は、他の企業にとっても有意義な示唆を与えるものであり、ブランディングの重要性を再認識させる出来事となりました。
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