無印良品の家が新たな平屋エディションを販売開始
無印良品の家は、株式会社MUJI HOUSEにより展開されており、2025年の4月25日に「木の家」の新たな平屋エディションを発売することが決定しました。この平屋エディションは、従来の「木の家」の特長である、開放的な間取りと高いメンテナンス性そのままに、コンパクトな暮らしを希望する人々に向けて設計されています。
平屋需要の拡大
国土交通省の「建築着工統計調査」によると、新築住宅の約7件に1件が平屋であり、住宅着工棟数が減少している傍らでも、その需要は高まっています。最近ではテレワークや多拠点居住といった新たな働き方の普及に伴い、家族構成やライフスタイルの変化が影響を与えていると考えられています。このトレンドを受けて、無印良品でも2019年に平屋商品「陽の家」を発表しましたが、2025年には新たなプランも展開される予定です。
「陽の家」は主に郊外での販売を意識した商品でしたが、2024年に実施された「みんなで考える理想の平屋プロジェクト」によると、市街地でのコンパクトな暮らしを望む声も多いことが分かりました。このニーズに応える形で、従来の「木の家」の利点を生かしながら平屋エディションを開発したのです。
木の家の特長
「木の家」は、2004年に無印良品の家の第一弾として販売が開始され、20年以上にわたり、基本デザインを維持しつつも、性能やプランの更新を行ってきました。開放感のある外観や自然エネルギーを最大限に活用する環境への配慮が特徴です。
主な特長
1.
パッシブデザイン: 自然の力を活かした快適な住環境を提供します。大きな窓はトリプルガラスを使用し、高い気密性を実現。
2.
メンテナンス性: ガリバリウム鋼板を外壁に使用し、耐久性や手入れのしやすさを確保しています。室内の壁にも塗装が施され、簡単にリフレッシュが可能です。
3.
自由な間取り: 建物を支える壁を最小限に抑えた構造で、狭小地や変形地でも柔軟に対応できます。
設備とプラン例
居住空間はコンパクトながらも広々とした雰囲気を持たせるため、収納スペースや空間を仕切るための工夫が施されています。ワイヤーカーテンを使えば、光や風を通しつつ開放感をキープできます。さらに、無印良品のオリジナルのパネルカウンターやLED照明をオプションとして選ぶことができ、生活の利便性を高めています。
プラン例
- - プラン1: 48.04m² (14.52坪)、LDKの配置に工夫を凝らし、コンパクトでも回遊性を重視した設計で、本体工事価格は1,814万円(税込)。
- - プラン2: 62.93m² (19.03坪)、敷地形状に合わせた柔軟な設計で、本体工事価格は2,077万円(税込)。
まとめ
無印良品の家は、これからの新しい住まい方に応じた「木の家」平屋エディションを通じて、開放的で快適な暮らしを提供していく予定です。詳細は専用の特設サイトをぜひご覧ください。
木の家平屋エディション特設サイト
無印良品は、これからの時代に合った住まいを模索し続けており、さらに進化する「木の家」に注目が集まっています。