高校生科学大会の栄光
2018-05-21 09:46:20

日本の高校生が国際科学大会で歴史的な受賞ラッシュを達成

日本の高校生が国際科学大会で歴史的な受賞ラッシュを達成



日本の高校生が、世界最大の科学コンテストである「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2018」で過去最多の受賞を果たしました。この大会は1950年から年に一度開催され、今年も約1,800人の参加者がそれぞれの研究成果を発表しました。

307本の研究が集まる中、日本からは12組23名が参加し、8組15名が受賞するという快挙を成し遂げました。今年の大会からの成果は、日本の未来を担う若者たちのポテンシャルを示すものであり、それぞれが真摯に取り組んできたテーマがますます注目されています。

インテル国際学生科学技術フェアについて


Intel ISEFは、世界420か所の提携するコンテストから約700万人の高校生が参加し、その中から選ばれたファイナリストが集まる国際大会です。この大会では、物理、化学、生物などさまざまな分野において、豊富な経験を持つ研究者による審査が行われ、優秀な研究には賞金やインターンシップなどの特別賞が用意されています。

日本では、予選大会として「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」や「日本学生科学賞」があり、ここで選ばれた高校生がIntel ISEFに挑戦します。参加者たちは事前にNPO法人日本サイエンスサービス(NSS)の支援を受け、英語でのプレゼンテーション技術を磨いて出場しています。

受賞者の研究テーマ


特に注目すべきは、岐阜県立岐阜高等学校の土田康太さん、坂井雄祐さん、都竹優花さんのチームが発表した「守れ!ふるさとのカスミサンショウウオ ~GISと環境DNAを用いた新規生息地の発見~」です。この研究は、環境中に存在するカスミサンショウウオのDNAを検出し、その新たな生息地を発見するというもので、動物科学部門で優秀賞2等に選ばれました。
他にも、井川恭平さんの「アブラムシの種分化に迫る」や、太田千尋さん、霜山菜都乃さんの「木質バイオマスからバイオエタノールを生産できる花酵母の研究」など、様々な分野で優秀な研究が発表され、多くの受賞を獲得しました。

これらの成果は、参加者たちの熱心な努力と創造性が結びついた結果であり、若い世代が未来の科学技術の発展に貢献できる可能性を示しています。今後が楽しみです。

結論


Intel ISEFでの過去最多受賞は、日本の科学教育の高さと、若者たちの好奇心の賜物です。彼らが育てた情熱が、日本の科学界をさらに盛り上げていくことは間違いありません。今後も日本の高校生の活躍に期待しましょう。

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特定非営利活動法人日本サイエンスサービス
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