AIと地震波検測
2025-01-31 12:06:21

AIを駆使した地震波検測技術の革新とその成果

AIと共に進化する地震波検測技術



福岡県福岡市に本社を置く株式会社Fusicのエンジニア、鷲﨑海が進める研究が注目を集めています。彼は先日、AIコンペティション「GeoSciAI2024」で、地震観測データからの地震波検測部門で優秀賞を受賞しました。この受賞は、地震波形解析技術の新たな可能性を切り拓く重要なものであり、今後の研究にも大きな期待が寄せられます。

地震波形解析の新たなアプローチ



鷲﨑による研究は、AIと音声合成技術を融合させたユニークな内容です。地震波形の分析を音声波形の処理技術を応用することで、既存の地震波形解析システム「PhaseNet」の改善に成功しました。これにより、地震のp波とs波の到達時刻を正確に予測するための機械学習モデルの設計が進められており、特にAIの学習プロセスや誤差の定義について様々な工夫が施されています。

効率的な地震波検出の実現へ



「GeoSciAI2024」は、日本地球惑星科学連合が主催する初回のAIコンペティションであり、様々な課題が設定されています。鷲﨑はその中でも特に注目される「地震観測データからの地震波検測」課題に挑戦し、優秀賞を獲得。この実績を基に発表された研究論文は「地震波検測におけるPhaseNetの改善と損失関数の検討」で、音声合成の知見を取り入れた解析技術が地震分野にどのように寄与するかが解説されています。

技術の未来と課題



鷲﨑は、今後は音声合成技術に加え、3D技術への応用も考えており、さらに新たな分野での研究にも意欲を示しています。将来的には「匂い」の分析を行うためのAI技術の研究に取り組む意向を述べており、そうした挑戦がAI技術の可能性を広げる重要なステップとなるでしょう。

鷲﨑の言葉



「約半年前に出した『GeoSciAI』地震コンペの解法を『SIGAIs2024』で発表させていただき、非常に嬉しく思います。音声の知見を地震分野に活かせることを実感しました。今後も多岐にわたる分野での研究を進め、技術力を高めることで、より多くの課題解決に貢献していきたいです。」と、彼は未来への展望を語ります。

期待が高まる活動



AIと地震波形解析の技術との融合は、今後ますます注目を集めるでしょう。Fusicの鷲﨑が進める研究が、どのように我々の生活に影響を与え、また新たな技術革新を生むのか、その動向から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社Fusic
住所
福岡県福岡市中央区天神4-1-7第3明星ビル6F
電話番号
092-737-2616

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