医療情報の未来を切り拓く「千年カルテ」セミナー開催のご案内

2025年3月11日、一般社団法人ライフデータイニシアティブの代表理事である吉原博幸氏を招き、医療情報の集積・利用プロジェクト「千年カルテ」に関するセミナーが開催されます。このセミナーでは、医療情報の集積やその利用に関する現状、課題、そして将来の展望について、吉原氏が詳細に解説します。

セミナー概略

このセミナーは、JPI（日本計画研究所）が主催する講義であり、医療業界の最前線にいる専門家たちにとって非常に重要な内容です。医療の質を向上させるために、医療情報の二次利用や研究開発がどのように進められているのかを学ぶ絶好の機会となります。特に、次世代医療基盤法のもとで進められている「千年カルテ」は、医療情報を効率的に活用する新しい枠組みを提供しています。

「千年カルテ」は2002年に始まった「ドルフィンプロジェクト」から進化したもので、日本国内の医療機関で蓄積された情報を利用して、患者や医師が必要なデータにアクセスできるシステムを実現しようとしています。「次世代医療基盤法」の施行により、ライフデータイニシアティブは2019年に「認定匿名加工医療情報作成事業者」として認定を受け、その信頼性が高まっています。

現在の状況

2024年12月31日時点で、「千年カルテ」に接続している医療機関は118、またユニークな登録患者数は約1000万人、二次利用可能な患者数は267万人に達しています。加えて、有償での二次利用実績は46件、研究発表等の公表実績も15件となっており、医療研究の推進においても成果を上げています。

吉原氏は、これらの実績を踏まえて今後の発展に向けた展望や課題についても言及される予定です。医療情報がどのように私たちの生活や医療現場に影響を与えるかを考える機会になるでしょう。

講義の主な項目

1. EHR/PHR（電子健康記録/個人健康記録）の現状
2. 医療データの二次利用における利点と課題
3. 次世代医療基盤法の運用に関する問題点
4. 参加者との質疑応答
5. 名刺交換・交流会

このセミナーは、参加者同士のネットワーキングや新たなビジネスチャンスの創出にも繋がる機会です。特に、普段交流のない参加者との名刺交換や交流会を設けており、様々な人脈を築くチャンスが広がります。講師との個別オンライン対話も可能で、講師から直接質問することもできます。

受講方法と費用

受講は会場参加、ライブ配信、アーカイブ配信の3つの方法から選択でき、受講料は1名37,640円（税込）、2名以上の登録で32,640円（社内・関連会社での同時申し込み）となります。アーカイブ配信に申し込むことで、セミナーの内容を2週間にわたり自分のペースで視聴することが可能です。

このセミナーを通じて、医療情報の未来を築く一助となることを願っております。ご興味がある方は、ぜひ登録してください。