エムエスティ保険サービス、ナウキャストと共に生成AI環境「AI-MO」を導入し業務改革へ

エムエスティ保険サービス、生成AI「AI-MO」を導入

株式会社ナウキャスト（本社：東京都千代田区）が、法人向け総合保険代理店エムエスティ保険サービス株式会社（本社：東京都新宿区）の社員専用生成AI環境「AI-MO」を構築しました。この取り組みは、保険業界が抱える業務課題に対し、高度なセキュリティを維持しつつ生成AIを活用することを目的としています。全社員約1,000名が2025年5月から利用予定です。

導入の背景

エムエスティ保険サービスは、約24,000社の法人顧客を持つ企業であり、顧客情報の保護と業務効率の両立が求められていました。そこで、ナウキャストは生成AIの導入を通じて、文書作成やデータ整理、社内情報検索といった業務の効率化を図ることを目指しました。また、このような業務改善により、顧客との対話時間を増やし、より良いサービスの提供に繋げることを願っています。

ナウキャストは、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するためのデータAIソリューションを提供しており、これまでに金融業界を含む様々な業種において効率化を図ってきました。今回の「AI-MO」は、特にエムエスティ保険サービスのニーズに応じてカスタマイズされた、最高水準のセキュリティを備えた生成AI環境です。

AI-MOの詳細

「AI-MO」は、エムエスティ保険サービスの社員専用の対話型生成AIです。OpenAI社のGPTシリーズやAnthropic社のClaudeシリーズといった、複数の生成AIサービスを利用することができるため、柔軟な業務支援が可能です。この環境はAWS上に独自に構築されており、UI/UXのカスタマイズも行いやすい設計がなされています。

特に注目すべきは、オリジナルキャラクター「アイモン（Aimon）」と「エイミー（Aimy）」が社員の質問に答える機能です。この工夫により、社員が親しみやすく、愛着をもって利用できるツールとなるよう約150種類の機能が搭載されています。