アイデミー、新たなAIサービス「Aidemy Solutions for Material」を発表
株式会社アイデミー(本社:東京都千代田区)が、2025年6月1日に新ライン「Aidemy Solutions for Material(AS4M)」をリリースすることを発表しました。この新サービスは、素材業界の業務プロセスをデジタルトランスフォーメーションするための次世代AIソリューションとして期待されています。
新サービスの背景と目的
素材業界は、日本の製造業のGDPの約20%を占めており、鉄鋼や化学関連など多岐にわたる分野で多くの雇用を生んでいます。しかし、世界的な競争が激化する中で、商業活動の変革が求められており、特に2050年に向けてのカーボンニュートラルへの対応には、AIやデジタル技術の活用が欠かせません。
アイデミーは、2022年からマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を利用したプロジェクト支援を実施しており、素材業界に特有の課題に関する理解を深めています。その経験をもとに、新たなAIソリューションを提供し、日本の基幹産業の変革に寄与することを目指しています。
「Aidemy Solutions for Material」の特徴
この新しいAIサービスは、企業内の知見や実験データ、業務ツールを統合し、研究開発(R&D)、調達、製造、品質管理、規制対応、顧客対応に至るまで、あらゆる業務プロセスを支援します。以下の3つのサービスを提供します。
1. Material AIアプリケーション
このアプリケーションは、あらゆる業務データを生成AIを用いて“使える知識”に変換し、判断や作業を効率化します。具体的には、報告書や実験データを自動で整理し、ナレッジ化を促進します。また、既存のERPやLIMSなどのシステムと接続し、データを一元管理することが可能です。
2. 課題特化型AIシステム開発
お客様固有のデータと課題に応じて最適なAIモデルを開発します。具体的なデータに基づいて構築されたモデルは、構造や特性を“見える化”し、分析が容易になります。顕微鏡画像や物性データを活用したモデル開発が進められます。
3. パッケージアプリケーション
このアプリケーションは、研究データやナレッジを“使える形”で一元管理します。AIを活用するための基盤を早期に整備できるため、スモールスタートで導入可能です。試験条件や結果をクラウド上で蓄積・共有し、材料情報の検索や物性予測が行えます。
イベント出展情報
アイデミーは、2025年5月14日から16日まで大阪で開催される「高機能素材week」に出展し、「Aidemy Solutions for Material」の詳細を発表します。参加者はブースでMaterial AIアプリケーションのデモを体験できる機会があります。
イベント詳細
- - 会期: 2025年5月14日(水) ~ 16日(金)
- - 会場: インテックス大阪
- - ブース: 2号館 サステナブル マテリアル展 10-9
会社概要
株式会社アイデミーは、先端技術を経済実装するという理念のもと、2014年に設立されました。法人向けにAIやDXのプロダクトやソリューションを提供しており、デジタル変革を推進するための支援を行っています。アイデミーは、これからも先端技術を通じて社会の課題解決に貢献していく所存です。
アイデミーに関する詳細は、
公式サイトをご覧ください。