家守綺譚が登場
2025-09-18 11:43:28

近藤ようこが描く梨木香歩の名作『家守綺譚』が漫画化!

日本文学の名作が新たに光を当てられる瞬間がやってきました。梨木香歩さんの待望の小説『家守綺譚』が、近藤ようこさんによって見事に漫画化され、2025年9月25日に発売されることが決定しました。本記事では、この作品の魅力や試し読みの内容を詳しくご紹介します。

小説『家守綺譚』とは?


原作である『家守綺譚』は、梨木香歩さんによる名作小説です。物語は明治時代に設定され、文筆家の綿貫征四郎が亡き友の家で「家守」として生活する様子が描かれています。この家には、四季折々の美しい草花が広がり、日々は不思議な出来事に満ちています。特に、サルスベリに恋をしたり、河童の衣を見つけたり、化狸を助けるエピソードなど、リアリズムとファンタジーが絶妙に絡んでいます。

漫画化の魅力


梨木さん自身が「行間が、ここまで絵にできるなんて」と語るほど、近藤さんの描く世界は秀逸です。作品の冒頭2話が試し読みとして公開されており、これからの物語の展開に期待が寄せられています。近藤さんの独特な画風が、原作の持つ情緒と不思議さを引き立てています。

試し読みの内容


『家守綺譚』の試し読みでは、主人公の綿貫がどのようにして友の家での生活を始めるのか、そしてその中でどんな不思議な出来事が待ち受けているのかが明らかになります。四季折々の美しい自然や、時代背景を感じさせる風景が、近藤さんの巧みな描写によって生き生きと表現されています。特に、登場する草花の描写や、キャラクターの表情から浮かび上がる感情の機微が、読者を作品の世界へと引き込むことでしょう。

著者たちの紹介


原作者の梨木香歩さんは、1959年生まれで数多くの著作を世に送り出してきました。「冬虫夏草」や「村田エフェンディ滞土録」など、彼女の作品はどれも独自の視点と豊かな情感が特徴です。エッセイや短編小説も数多く著し、ジャンルを超えた魅力を持つ作家です。

漫画家の近藤ようこさんは、1957年新潟市生まれ。大学在学中にデビューし、以来数々の賞を受賞しています。特に、折口民俗学や中世文学への深い理解をもとにした作品は、多くの評価を得ています。彼女の作品には『水鏡綺譚』や『説経小栗判官』などがあり、文学作品の漫画化にも力を入れています。

書籍情報


『家守綺譚』は上下巻に分かれており、それぞれ1,870円(税込)と1,815円(税込)で販売されます。ISBNも用意されており、購入したい方は出版元の新潮社のサイトで詳細を確認することができます。

この機会にぜひ『家守綺譚』の魅力を体験し、原作と共に新たな視点で楽しんでみてはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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