東京都中央区の教育現場を変える『tetoru(テトル)』
東京都中央区教育委員会が、Classi株式会社が提供する小中学校向け保護者連絡サービス『tetoru(テトル)』の個別連絡機能を導入しました。この新たな機能は、学校と保護者間の個別連絡をデジタル化し、従来の電話連絡からの移行を促進するものです。
教職員の業務負担を軽減
従来の電話連絡では、教職員が保護者に繋がるまで何度もかけ直しをする必要があり、大きな業務負担となっていました。しかし、tetoruの導入により、教職員はワンクリックで個別に連絡が可能になり、時間を大幅に短縮できます。さらに連絡内容は自動で履歴管理されるため、証跡を保持することも容易になりました。
保護者の利便性向上
共働き世帯や日中不在の家庭が増加している中で、保護者は自分の都合に合わせて連絡内容を確認できることが、大きな利点となります。また、デジタルツールの活用により、連絡の行き違いも減少します。保護者にとって、必要な情報を迅速に察知できる環境が整うことで、家庭と学校のコミュニケーションが円滑になることが期待されています。
『tetoru』の背景
tetoruは、教育現場の業務を効率化し、教育の質を向上させることを目的として2022年にリリースされました。今では全国の約5,500校で使用されており、230万人以上の児童生徒が登録しています。このツールは、学校と保護者の連絡機能が無料で利用でき、さらなる機能が有償オプションとして提供されています。
中央区教育委員会のコメント
中央区教育委員会は、tetoruの個別連絡機能を導入することで業務効率化だけでなく、保護者との円滑なコミュニケーションも実現できると評価しています。特に、共働き世帯の増加や電話応対が難しい家庭にも配慮できる点が高く評価されており、今後もフィードバックを受けて、さらに良い運用方法を模索していく方針です。
まとめ
東京都中央区において、『tetoru』の導入が進むことで、教育現場がデジタル化し、教職員の業務負担を軽減しつつ、保護者とのコミュニケーション向上が期待されます。これにより、学校と家庭が連携し、児童生徒の教育に対する効果的なサポートが実現するでしょう。もしこの動きが全国へ波及すれば、他の自治体にも新たな風を吹き込むことが期待されます。