株式会社みんせつが発表した「IR翻訳.ai」の全貌
株式会社みんせつ(東京都中央区)は、財務関連文書に特化したAI翻訳ツール「IR翻訳.ai」の提供を開始しました。この新しいサービスは、同社が運営するIRコミュニケーションプラットフォーム「みんなの説明会」において、IR担当者のニーズを反映したものです。将来のプライム市場における日英同時開示の義務化に備え、効率的な業務運営とあわせて翻訳作業の負担軽減を目指しています。
高精度な翻訳能力
「IR翻訳.ai」は、企業固有の用語や財務用語に特化した高精度の翻訳サービスを提供します。約9,000文字の長文をわずか15秒で翻訳できる手軽さが評価されており、実際の利用者からは「億円」を「billion yen」といった正確な翻訳が行われる点や、表現の多様性も有用との声があります。これにより、人為的なミスが大幅に減少することでしょう。
ユーザーのニーズを反映
このサービスは、「IR議事録.ai」に搭載された翻訳機能に基づいて開発され、これまでに寄せられた多くの要望を反映したものです。IR担当者が求める翻訳機能を網羅し、企業のニーズに合わせた柔軟な対応を実現しています。特に決算資料や四半期レポートなど、大量の情報を短時間で翻訳する必要がある場面で、その真価を発揮するでしょう。
利便性を高める機能
「IR翻訳.ai」の特徴には、翻訳対象文書に特化した設定や単語のプライベート登録が可能であることが挙げられます。この機能によって、ユーザーは必要に応じて特定の用語を登録し、より使い勝手の良い翻訳を実現できます。日英翻訳だけでなく、その逆も可能であり、広範なニーズに対応しています。
利用シーン
IR担当者向け
- - 海外投資家向けに必要な決算報告書、四半期レポート、経営方針説明資料の翻訳
- - グローバル株主や取締役向けの議案書や会議資料の英語翻訳
財務部門向け
- - 海外グループ会社向けの財務状況および経営計画文書の英語翻訳
- - グローバル監査法人や金融機関向けの会計資料や財務報告書の翻訳
デジタルトランスフォーメーションを推進
みんせつは、「IR翻訳.ai」のリリースに先立ち、IR議事録.aiを発表し、企業と投資家のコミュニケーションを円滑に進めることを目的としたサービス開発に注力してきました。今後もデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、日本企業が国際的な投資を受け入れるための環境作りに寄与することを目指しています。
機密性の確保
「IR翻訳.ai」において、アップロードされた文書はユーザーの翻訳目的のみに利用され、AI学習などに使用されることはありません。このため、機密情報の安全な取り扱いが保証され、安心してご利用いただけます。
これらの新機能とサービスは、企業のIR業務を革新するための重要なステップです。詳細については、公式サイト(
みんせつ)をご覧ください。