パナソニック、新たなオフィス診断レポートサービスでWell-Beingを支援
パナソニックが推進する新たなオフィス診断レポートサービス
パナソニック株式会社のエレクトリックワークス社は、2024年11月より「オフィス診断レポートサービス」を強化することを発表しました。このサービスは、企業が直面する従業員の働きやすさやWell-Beingに関する課題に対し、貴重なサポートを提供することを目的としています。
企業の新たなニーズに応える
近年、企業は人的資本経営やWell-Beingの向上を求められるようになりました。その中で「オフィス回帰」が進んでおり、労働環境の質が重要視されています。しかし、企業はオフィスの改修や移転においてさまざまな課題に直面しています。たとえば、従業員の不満や会議室の利用状況を定量的に把握できず、改善策が見出せないという問題です。また、社内に図面を読み解ける人が少なく、意志決定に多くの時間を要することもまた課題とされています。
働く環境の実験、worXlabの設立
2020年、パナソニックは東京汐留のビルに「『働く』を実験する」をテーマにしたライブオフィス「worXlab」を設立しました。ここではお客様の意見や従業員のアンケート結果を反映しながらオフィスの改修を行い、実際の課題に対する提案をしてきました。さらに、2022年からは業界でいち早くWELL認証取得の支援を開始し、国内で唯一IWBI公認のアンケート調査機関として、データを収集・分析し、Well-Beingな空間作りのノウハウを蓄積してきました。
新しいオフィス診断レポートサービス
強化されるオフィス診断レポートサービスは、Well-Beingに基づいたアンケートと環境センサーを活用してオフィスの現状を可視化し、詳細な分析を行います。このプロセスで浮き彫りになった課題に対し、WELL認証の理念を取り入れ、改善のアイディアと具体的な方法を3Dレイアウトで提示します。また、データに基づいた分析を行うことで、オフィス改修にかかる意志決定をスムーズにおこなうことができるのです。
特に注目すべきは、環境音対策や温熱環境の改善に向けた新たなソリューションの展開です。2024年3月にはオフィスの音に関する問題を軽減する「環境音ソリューション」がリリースされ、同年6月には快適な温熱環境を実現する「スポット気流」が登場します。これにより、より快適なオフィス環境の提供が進められます。
未来への展望
2025年には、BIM(Building Information Modeling)をさらに活用し、Well-Beingな環境をスコア化することを目指しており、これによりオフィス改修の効果を定量的に測定・比較できるようになります。この伴走型コンサルティングにより、持続的に良いオフィス作りを支援し、2027年度の売り上げは30億円を目指しています。すでに社内外で実証実験を行っており、今後もこの取り組みを加速していく方針です。
まとめ
パナソニックの新たなサービスが、働きやすいオフィス環境を作る上での重要な手助けになることは間違いありません。企業が直面する現実的な課題にプロフェッショナルな視点で立ち向かう取り組みに期待が寄せられます。
【問い合わせ先】
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
ソリューションエンジニアリング本部
アーキテクチャ Well-Beingカテゴリー
電話:06-6908-1131(代表受付 9:00~17:30)
会社情報
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パナソニックグループ
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