AI活用で配送効率化
2024-10-21 19:28:48
コープさっぽろがデータ社会活用アイデア大賞を受賞!AI駆使した宅配システム革新
コープさっぽろがデータ社会活用アイデア大賞を受賞
生活協同組合コープさっぽろが、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)が主催する『2024年度 DATA-EX賞』において、データ社会活用アイデア大賞を受賞しました。この賞は、デジタル庁のビジョン「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」に基づき、データ社会に貢献する業績を称えるものです。この受賞は、コープさっぽろの宅配システム『トドック』におけるAI活用プロジェクトが評価された結果です。
宅配システム『トドック』の背景
コープさっぽろのトドックは、北海道全域および離島を含む47万世帯の組合員へ宅配を行っている重要なサービスです。しかし、従来の配送ルートは人手で管理されていたため、新規加入や退会によって効率が徐々に落ちる課題がありました。このままでは配送のスムーズさが損なわれ、顧客満足度にも影響を及ぼしかねません。
AIによる配送ルートの最適化
コープさっぽろはこの課題解決に向けて、北海道大学発のスタートアップ企業、株式会社調和技研との共同開発に着手しました。AIを活用して配送ルートを最適化することで、複雑化しがちな配送先や道路条件に対応し、独自の配送要件を反映させた新しいシステムを構築しました。AIは、配送要件を「絶対条件」と「考慮条件」に分け、最適なルートを自動で生成するのです。
この新しい管理方式によって、配送効率はなんと7%も向上し、配送キャパシティも3%改善されました。特に、ルートの乱れが頻繁に見られる拠点では、AIを使って全体の配送ルートを再編することが可能となり、これまで約3ヶ月かかっていた作業が大幅に短縮され、担当者がAI生成ルートを確認して微調整するだけで済むようになりました。
DXをさらに推進するコープさっぽろ
コープさっぽろでは、関連会社も含めてさまざまなデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを強化しています。SlackやZapierの導入に加え、最近ではAppSheetや生成AIの活用を通じて業務の効率化を一層推進しています。全体でのノウハウや成功事例の共有を行い、今後も生成AIを積極的に採用し、さらなる業務改善に努めていく方針です。
結論
コープさっぽろの受賞は、AI技術の活用がいかに業務の効率化を促進し、顧客サービスを向上させるかを示す好例です。これからもデータ社会においてさらなる革新を生み出し、組合員へのサービス向上を目指していくことでしょう。
会社情報
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生活協同組合コープさっぽろ
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