INFORICHとottaが協力し、見守りサービスを高度化
最近、株式会社INFORICHと株式会社ottaが、子どもや高齢者の見守りを強化するための新たな施策を発表しました。この取り組みは、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」のインフラを利用し、ottaの提供するタウンセキュリティ・BLE見守りサービスを融合させることが目標です。
共同の背景とは?
ottaは、地域全体で子どもや高齢者を見守る意義を掲げており、そのためにさまざまな専用端末を用意しています。これにより、対象者が学校や公園、通学路などに設置された「見守りスポット」を通過する際に、位置情報が記録されます。就業者や保護者は、その情報をアプリを通じて確認できるため、安心を提供する重要な要素となっています。
一方、「ChargeSPOT」は全国に約4万5000台設置されており、商業施設や公共交通機関、レジャー施設など、人が集まる場所に点在しています。ottの見守りスポットとして活用するには、これらの高齢者や子どもがいる地域へのニーズとの整合性が求められます。この共同プロジェクトにより、約3万台のバッテリースタンドに専用アプリをインストールし、本来の役割に加え見守り機能を実装することが実現するのです。
どのように見守りが進化するのか?
この取り組みの一環として、見守りスポットの数は全体で約8万箇所に増加する見込みです。これにより、ottの利用者への位置情報の提供精度が向上し、より広範囲で安心して生活ができる環境を整えることが可能になります。
さらに、INFORICHが目指す「Bridging Beyond Borders〜垣根を越えて、世界をつなぐ。」というミッションにも寄与します。本プロジェクトは、地域社会や世代、技術の垣根を超えるコラボレーションの一例として、社会的な安心感を高める重要な鍵となるでしょう。
緊急時対応も強化
ottaは普段の見守り機能に加え、災害時の位置情報を元にした避難状況を可視化するシステムの実績も持っています。これにより、緊急時にも特に効果的に機能する見込みがあります。日常生活に加え、突発的な事態にも対応すべく、「ChargeSPOT」を活用したシステムは期待されています。
今後の展開
この新しい見守りスポットの展開には、2024年11月から専用アプリのインストールが開始される予定です。はじめに約3万台に導入され、随時その数は拡大していく見込みです。このプロジェクトが地域社会にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。
ottaの見守りサービス
加えて、ottaの見守りサービスでは、店舗や施設の見守りスポットだけでなく、地域住民が「見守り人アプリ」を導入することで、スマホを用いた移動型の見守りスポットとしての機能も担います。また、タクシー会社と提携することで、移動中のタクシーも見守りスポットとして利用され、広範囲での見守りが実現されています。
200ptsと230ptsをそれぞれさらに威力を持つ、地域全体での見守りの頑健性も期待されます。これにより、地域全体で安心・安全を確保する取り組みが進むことでしょう。皆さんもこの新たな試みをぜひ注目してください。
参考情報: