企業独自の回答生成エンジン「Symphony Base」のテスト参加企業を募集
信濃ロボティクスイノベーションズ合同会社(SRI)が、革新的な回答生成エンジン「Symphony Base」のテスト参加企業および行政機関の募集を開始しました。この技術は、企業独自のデータを基にして汎用的な回答を作成するAIシステムであり、その柔軟性が大きな特徴です。
Symphony Baseの特徴
「Symphony Base」は、WordPressやSalesforce、Googleスプレッドシート、Airtableなどさまざまなシステムとの柔軟な連携が可能です。また、生成された回答はWebhookやJSONを通じて、サービスロボットやWebアプリケーションと統合されるため、自社のウェブサイトにチャットボットを簡単に埋め込むことができます。
これは、Slack、LINE、SMSなどのメッセージングプラットフォームとの連携もサポートし、複数のタッチポイントで一貫した顧客体験を提供することを実現します。さらに、Symphonyは独自のデータに対して回答がなかった場合には「わかりません」と答えるため、情報の信頼性を損なうこともありません。また、回答の信頼度を示す「自信度」の表示機能もあります。
企業や行政の利用方法
企業は、さまざまな独自のデータソース、例えば自社のWebサイトやFAQの記事を基にして、特定ニーズに応じた応答を持つチャットボットを開発することが可能です。これにより、清掃ロボットや配膳ロボットが顧客からの質問に対して、適切で責任を持った回答をする環境を構築できます。
さらに、GPTを利用してフレンドリーな口調での回答を実現したり、ユーザーの感情に応じてロボットの応答を調整することもでき、技術の進化が期待されます。
Symphonyの実際のエビデンス
これを試すためには、特定のキャンプ場のウェブサイトに実装されたチャットボットをご覧いただけます。具体的な質問(駐車場の有無や薪の販売、焚き火の可否など)を投げかけてみてください。
1.
やすらぎキャンプ場
2.
千代田キャンプ場
3.
スターキャンプ場
これらのキャンプ場は、SRIの関連企業が運営しており、各施設のルールを学習しているため、個別の適切な回答を提供します。
テスト参加のご案内
この回答生成エンジンSymphonyは、これから増えていくサービスロボットとのコミュニケーションに役立つと期待されています。テスト参加を希望する企業や行政機関は、5社ほどを目途に選定され、具体的な調整の上、検討が行われます。API利用料については、参加企業が直接負担する必要があります。
興味をお持ちの方は、以下のメールアドレスまでご連絡をお願いいたします:
Eメール:
[email protected]
信濃ロボティクスイノベーションズについて
SRIは、長野県信濃町を拠点に、地域の社会課題を解決するためにIoTやロボティクス技術を用いたソリューションの研究を行っています。地域のニーズに応じた製品やサービスの開発・提案に力を入れており、今回のSymphonyもその一環です。今後とも地域社会の発展に貢献するため、積極的な技術開発に努めてまいります。