システム基盤の選択
2025-12-18 11:35:47

企業のシステム基盤選択、クラウドとオンプレミスの狭間で揺れる現実

企業のシステム基盤選択、クラウドとオンプレミスの狭間で揺れる現実



株式会社デージーネット(愛知県名古屋市)は、2025年11月19日から11月21日まで開催されたIT展示会で、来場者を対象に「企業システム基盤の今後の方向性」をテーマにしたアンケート調査を実施しました。この調査の結果、企業はオンプレミスとクラウドのどちらにも強い課題を抱えながら、最適なシステム基盤選択を模索していることが明らかになりました。

調査の背景


近年、情報システムの進化において、特にクラウドサービスの普及が大きな影響を及ぼしています。これにより、導入スピードや運用の利便性が評価される一方で、セキュリティやコスト面ではまだ多くの企業がオンプレミス環境を重視しています。このような状況を踏まえてデージーネットは、企業が今後どのようなIT基盤を選択するのかを探るためにアンケートを実施しました。

調査結果の概要


アンケートの結果によると、現在のシステム基盤の運用形態は以下のようになりました。
  • - オンプレミス中心:40.2%
  • - ハイブリッド運用(オンプレとクラウド併用):35.6%
  • - クラウド中心:21.8%

多くの企業がオンプレミスとクラウドのハイブリッド運用を選択していることが確認でき、両者を併用することでそれぞれのメリットを生かそうとしています。

オンプレミスの課題


オンプレミス環境での主な課題は、次の通りです。
  • - 運用・監視の負荷(44.9%)
  • - 保守コスト(43.5%)
  • - 人材確保の難しさ(37.7%)

運用負荷やコストに対する不満が顕著であることが判明しました。

クラウドの課題


一方、クラウド環境においては、以下の課題が挙げられました。
  • - セキュリティや法規制対応に不安(41.1%)
  • - 外部依存リスク(39.3%)
  • - 予想を超えた利用コスト(37.5%)

特にセキュリティ面への不安が企業のクラウド導入に影響を与えています。

今後の課題と方向性


今後のシステム基盤に関する企業の考えは、「まだ判断していない」が32.5%と最多でした。これに対して、「ハイブリッドを選択」および「現状維持」との回答がそれぞれ25.3%ずつと続きます。このことから、多くの企業が確固たる選択肢を持てずに模索している状況が見えてきます。

システム基盤選定時に重視しているポイントには、以下が挙げられています。
  • - 運用費用(65.5%)
  • - 管理のしやすさ(60.7%)
  • - 初期費用(45.2%)

この結果から、コストと運用の効率に対する強い意識が伺えます。

まとめ


本調査から、クラウドとオンプレのどちらにも強いメリットとデメリットがあることが分かりましたが、その選択において明確な方向性を持つ企業はまだ少数です。今後のIT基盤選択においては、単一の選択肢に収束せず、業務特性やセキュリティ要件に合わせて柔軟なシステム構成が求められます。この流れの中、オープンソースソフトウェア(OSS)が提供する柔軟性やコストの優位性が今後ますます注目されるでしょう。

デージーネットの具体的なサービス


デージーネットでは、OSSを用いて企業に合わせたシステム構築サービスを提供しています。具体的には、以下のようなサービスを展開しています:
1. システム提案・構築:お客様のニーズに合ったOSSを選定し、システム構築を行うサービス。
2. 導入後支援サービス:システムを導入した後の運用保守を含むサポートプランを提供。

これにより、運用や管理の負担を軽減し、安心してシステムをお使いいただく環境を整えています。

参考リンク


  • - デージーネットの詳細なサービス内容はこちらをご覧ください。

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今回のアンケート調査を通じて武器となるのは、オープンソースという柔軟性です。これを活かし、企業は自らのニーズにピッタリ合うシステム基盤を確立していくことが求められています。

会社情報

会社名
株式会社デージーネット
住所
電話番号

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