能登半島での大雨被害と国の対策
令和6年9月20日より能登半島を襲った大雨により、石川県の塚田川や珠洲大谷川では河道の埋塞や施設の損壊が発生しました。これにより、土砂や洪水の氾濫が引き起こされ、甚大な被害が生じています。今後も降雨のリスクが続く中、二次災害の恐れが高まるため、迅速な復旧対策が求められています。
国土交通省はこれを受け、県の要請に基づき、河川法や砂防法に則った権限代行の制度を用い、応急復旧工事を緊急に実施することを決定しました。この工事は県に代わって行われ、高度な技術が求められる内容となっています。
主な施工箇所と工事内容
以下の河川について、新たな応急復旧工事が実施されます:
河川管理施設の復旧や河道内の堆積土砂除去などを行います。
同様に、復旧作業が進められます。
- - 町野川水系 町野川(輪島市町野町広江地先など)
こちらでも河川工事が行われる予定です。
- - 珠洲大谷川水系 珠洲大谷川(珠洲市大谷町地先)
被災箇所の対応が必要です。
また、砂防事業の一環として、
塚田川水系 塚田川の久手川町地先で緊急的な砂防工事が予定されています。具体的には、ワイヤーネットの整備などが行われます。
今後の取り組み
国土交通省では、被災地の地形状況を詳細に把握し、適切な対策を講じるための調査を継続します。また、過去の能登半島地震を受けた対策も引き続き進めており、追加的な応急対策施設の修復も計画されています。
これらの工事は、地域住民の安全を確保するための重要な取り組みです。現地の状況は日々変化するため、今後も関係者の情報に注視していく必要があります。
お問い合わせ
工事に関する詳細については、以下の連絡先までお問い合わせください:
企画専門官 小林 賢也
TEL:03-5253-8111(内線35514)
直通:03-5253-8450
土砂・洪水氾濫対策官 熊澤 至朗
TEL:03-5253-8111(内線36222)
直通:03-5253-8470
河川情報管理官 石川 一栄
TEL:025-280-8880
直通:025-370-6767