服部正平博士が6年連続で国際的な科学者賞を受賞

服部正平博士、国際的な権威から評価を受ける

株式会社Smart Gutの取締役CTOである服部正平博士が、Clarivate社の「Highly Cited Researchers 2025」に6年連続で選出されました。この受賞は、国際的な学術コミュニティでの彼の研究が、いかに高く評価されているかを示しています。

Highly Cited Researchersとは

Highly Cited Researchersは、世界中の論文データを分析した結果、特定の分野で多く引用されている研究者を認定する国際的なアワードです。2025年には60の国・地域、1,300以上の研究機関から6,868名が選ばれ、日本からは88名のみが名を連ねています。この中にはノーベル賞受賞者も含まれ、まさに世界トップクラスの研究者たちによるリストです。

高被引用者としての価値

服部博士が6年間連続でこの受賞を果たしたことは、彼が持続的に質の高い研究論文を発表し、国際的に評価されている証拠です。特に、彼の取り組むヒトの腸内細菌叢を対象としたマイクロバイオームの研究は、多くの引用を集め、ライフサイエンスの発展に多大な貢献をしています。

受賞に対する博士のコメント

服部博士は、「世界中で数十万本の論文が発表され、その質や意義は被引用回数で測られています。私の研究がこれだけ多く引用されることは、マイクロバイオーム研究が国際的に重要なテーマであると認識されていることを示しています」とコメントしています。

マイクロバイオーム研究の意義

マイクロバイオーム研究は、腸内細菌叢が健康や病気にどのように影響を与えるかを解明することを目的としています。腸内細菌叢が肥満や免疫系、さらには様々な疾患と密接に関わっていることが明らかになりつつあり、「人間はヒトと常在菌が一体となった超生命体である」という認識が広まりつつあります。

Smart Gutの取り組み

株式会社Smart Gutは、「ガット・マイクロバイオーム研究で人々のQOLの向上に貢献する」というミッションのもと、服部博士の知見を活かしています。特に、実際の細菌叢構造を忠実に反映したDNA抽出技術を開発し、アカデミア向けにサービスを提供しています。さらに、2020年からは内閣府・厚生労働省の「官民研究開発投資拡大プログラム（PRISM）」にも参画し、早稲田大学と共同で発酵性食物繊維に関する研究を続けています。

信頼できる製品の提供にも取り組んでおり、マイクロバイオームに基づいたサプリメント「Lulumilk」や「LumiFas」を展開。これらは科学的エビデンスに基づき、消費者の健康をサポートします。