無線リモートI/Oノード
2025-12-18 11:35:47
10年バッテリー搭載の無線リモートI/Oノード新発売
セイコーインスツル、無線リモートI/Oノードを発表
2023年12月、千葉県千葉市を本拠地とするセイコーインスツル株式会社(SII)は、新たに無線センサネットワーク「ミスター省エネ」のラインアップに加えたリモートI/Oノード「2AI:RTD SW-42B0-1200」を発表しました。この製品は、測温抵抗体を使用して測定した温度データを無線で送信できる画期的なデバイスです。1992MHz帯を利用しており、幅広い産業でのデータ通信をサポートします。
「ミスター省エネ」とは?
「ミスター省エネ」は、2012年の販売開始以来、工場やビル、映画館などでの温度、湿度、CO2濃度、照度、振動、電力、電流、パルスといった環境データの可視化や、Modbus機器の制御を行うための製品群を揃えています。多くの現場で実績があり、その信頼性は高く評価されています。最近、新製品の感謝を述べるお客様からは、特に高温の配管やダクトの温度監視に関する需要が高まっており、今回のリモートI/Oノードの導入に結実したのです。
特徴と利点
「リモートI/Oノード:2AI:RTD SW-42B0-1200」には、さまざまな特長があります。まず、最大の魅力は、10年のバッテリ寿命です。これにより、長期間にわたって安心して使用可能であり、充電や電池交換の手間が一切不要です。これが実現できるのは、バッテリ駆動のハードウェア設計によるもので、電源工事が不要なため、場所の選択が容易です。特に、既存の設備に後付けする際にも柔軟に対応できます。
この製品は、920MHzの特定小電力無線通信モジュールを採用しており、障害物の影響を受けにくいという特長があります。これにより、工場内や建物内でも安定したデータ通信が可能となります。
また、接続端子を2つ搭載しており、同時に2台の測温抵抗体を接続して温度データを送信することも可能です。これにより、多地点の温度監視が容易になり、監視業務の効率化にも貢献します。
市場背景と展望
セイコーインスツルは、今後も「ミスター省エネ」を進化させ、さまざまな環境センシングのニーズに応えていく考えです。新たに追加されたリモートI/Oノードは、特に産業界からの熱い期待が寄せられています。
「リモートI/Oノード:2AI:RTD SW-42B0-1200」は2025年12月下旬より販売を開始します。オープン価格で、導入を検討している企業にとって、この新製品はまさに最適な選択肢となるでしょう。これからの温度監視業務の進化に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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セイコーインスツル株式会社
- 住所
- 電話番号
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