成田空港の新しい物流
2025-12-19 12:24:42

成田国際空港で実施される自動物流道路の実証実験の進展

成田国際空港での新たな試み



成田国際空港の「エアポートシティ」構想が、次世代物流の実現に向けた革新的なステップを踏み出します。Cuebus株式会社は、千葉県と成田国際空港株式会社(NAA)が設立したNRTエリアデザインセンター(NADC)の推進する自動物流道路の実証実験に参画することを正式に発表しました。この実証実験は、2026年3月に実施予定であり、成田空港内の道路がその舞台となります。

物流の効率化と国際競争力の向上



成田空港「エアポートシティ」構想では、空港内の貨物施設を起点に、自動物流道路を整備し、テクノロジーと制度の両面から物流の効率化を進めます。この取り組みは、国土交通省が主導する「自動物流道路」構想とは異なり、成田空港内及びその周辺地域に特化したプロジェクトです。参画する企業には、株式会社大林組や大成建設株式会社、ナガセテクノサービス株式会社などが名を連ね、官民一体で物流業界の課題解決に挑む姿勢が見受けられます。

Cuebusの技術力と役割



Cuebusは、全方位に走行可能なリニアモーターをコア技術にした、「CUEBUS」というユニークな都市型立体ロボット倉庫を展開しています。自動倉庫と搬送システムの分野で培った技術を活かし、空港内外の貨物搬送プロセスを効率化することを目指します。具体的には、屋外環境でも安定した稼働が可能な自動搬送システムや、実運用に即した自動化技術の検証を行い、課題の整理と解決に取り組んでいく予定です。

未来への期待



この取り組みにより、成田国際空港内の物流が自動化されることで、省人化や効率化が進み、国際競争力の強化が期待されます。空港物流の自動化は、物流業界全体における生産性向上や、空間利用の最適化に寄与するとされ、業界の未来を切り開く重要な一歩となるでしょう。

持続可能な物流社会の実現を見据え、Cuebus株式会社が描く未来のビジョンに大いに注目したいところです。成田空港からスタートするこのプロジェクトが、次世代物流のモデルケースとして国内外に広がっていくことを期待します。

会社情報

会社名
Cuebus株式会社
住所
電話番号

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