ファーストライト、建設業界を支える無人化技術に追加出資

ファーストライト、建設業界の無人化に寄与するZen Intelligenceに出資

ファーストライト・キャピタル株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：岩澤脩）は、建設現場の無人化を目指すスタートアップ、Zen Intelligence株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：野﨑大幹）への追加資金提供を発表しました。この出資は、日本の建設業界が直面する深刻な課題に対する解決策として、Zen Intelligenceの取り組みを評価した結果です。

建設業界の現状

日本の建設業は、高齢化と若年労働者の減少により人手不足が深刻な状況にあります。特に、働き方改革の影響で現場監督の業務が増え、これまでの労働集約的な運営方式では需要に応えきれない現実があります。このような状況下、建設業界全体の生産性を根本から向上させる必要があります。

Zen Intelligenceの革新技術

Zen Intelligenceは、3D VisionとAI技術を融合させた製品「zenshot」を使い、建設現場をデジタルツイン化します。この技術により、遠隔地からの施工管理が可能になり、より効率的な現場運営が実現します。また、独自のデータをもとにAIエージェントや建設特化型のVision-Language Model（VLM）の開発を進めており、AIによる自律的な判断・指示を実現させる「建設現場の無人化」が今後の目標です。

出資の背景と意義

ファーストライトは、Zen Intelligenceが前回のプレシリーズAラウンド以降、全国の大手住宅メーカーの業務フローに深くフィットしており、実際に事業が成長している点を評価し、追加出資を決断しました。技術力や実行力に優れたチームが、物理データに基づくPhysical AIにより労働力不足を解決する姿勢に、ファーストライトは未来の日本の建設業界の変革を確信しています。

今後の展望

ファーストライトは、Zen Intelligenceの「建設現場の無人化」実現に向けて、最大限の支援を行うとしています。新たな投資により、さらなる技術革新と持続的成長が期待されるZen Intelligenceは、建設業界だけでなく、他の産業においてもビッグデータやAIの活用が進む中での「無人化」への挑戦が注目されています。

ファーストライト・キャピタル株式会社について

ファーストライト・キャピタルは、SaaS、AI、オートメーションなどのデジタル領域で新たな価値を創出するスタートアップに特化したベンチャーキャピタルです。日本の人口減少という社会問題を解決するために、アーリーステージの企業に対して積極的に投資し、ビジョン実現へのサポートを行っていています。彼らの理念は「リアルな事業経験」に基づき、企業と資金提供者の架け橋となることです。

詳しい情報は、ファーストライト・キャピタル株式会社の公式サイトをご覧ください。