株式会社Newデイシス、障がい者雇用に向けた全社研修を実施し理解促進を目指す

株式会社Newデイシス、障がい者雇用に向けた全社研修を実施

静岡県静岡市に本社を置く株式会社Newデイシスが、障がい者雇用に関する理解を深めるための全社研修を実施しました。研修は、東京都新宿区に本社がある株式会社アイエスエフネットジョイの専門的な研修サービスを採用し、全社員を対象に行われました。約170名の社員が参加したこの研修では、障がい者雇用に関する基礎知識や障がいの特性への理解、実践事例を学ぶ機会が提供されました。

研修の目的と背景

障がい者雇用は法律によって企業に義務付けられていますが、むしろそれは単なる「制度的要求」に過ぎないという見方があります。Newデイシスでは、より良い職場環境を整えるために必要な理解とサポートを掲げ、障がい者が生き生きと働けるような環境作りを目指しています。加えて最近の法定雇用率の引き上げにより、企業にはこれまで以上に対応が求められるようになっています。そこで同社は全社的な意識改革を図るために、この研修を実施しました。

研修内容と参加者の反応

研修は、アイエスエフネットジョイが提供する「障がい者雇用支援ロードマップ」に基づいており、具体的な課題やニーズに応じてカスタマイズされています。研修は以下の3つのフェーズで構成されました：

1. 基礎知識の習得 - 障がい者雇用の背景や法律、各障がいの特性と配慮するポイントについて学び、全社員の共通理解を促進。
2. 支援技術の習得 - コミュニケーションの方法や信頼関係の築き方、業務指示の技術を学びます。
3. 定着に向けた環境整備 - リワーク支援や緊急時の対応策、安心して働ける環境づくりを実践的に学びます。

参加者からのアンケート結果では、90%が「障がい者雇用について理解できた」と回答し、97%が「講義は理解しやすかった」とのことでした。これらの結果は、研修が非常に有意義であったことを示しています。

受講後の意見と今後の取り組み

受講者の中には、障がい者との共生に対する不安が減ったとの声があった一方で、依然として懸念を抱く人も多いことが明らかになりました。しかし、参加者からは職場環境改善に対する具体的な提案が寄せられ、障がい者雇用への前向きなアプローチが期待されています。

今後、Newデイシスは研修を通じて得た知識を活かし、アイエスエフネットジョイと連携して障がい者の採用及び職場定着を実現していく計画です。「全ての人が活躍できる職場」を目指し、さらなる取り組みが進められることでしょう。このように、Newデイシスの施策は今後の障がい者雇用のモデルケースとなる可能性を秘めています。