イトーキが薬剤師会学術大会に出展!最新機器を披露
株式会社イトーキは、2025年10月12日(日)から13日(月祝)まで、京都の国立京都国際会館で開催される第58回日本薬剤師会学術大会に出展します。今回の展示では、メディカルフィールズ株式会社と共同開発した「DAP(Drug Automatic Picking System) with MediMonitor」と、トレイ位置を表示するLEDキャビネットタイプの「トレイ位置表示LED棚」を紹介します。
薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」
「DAP with MediMonitor」は、小型ロボットを利用した調剤薬局向けの自動ピッキングシステムで、薬剤の入出庫を自動化し、高度な監査支援も行えます。これにより、調剤業務の効率化が期待され、薬剤のピッキングと監査支援が一体化された仕組みです。
主な特徴
- - 省スペース化の実現: デザイン性に優れたSlim & Squareな機器本体と監査エリアを統合。ピッキング後すぐに監査作業が行えるため、狭い店舗でも設置しやすいです。
- - 作業効率の向上: 8つの入出庫口を備えており、薬剤ごとの作業時間にばらつきを吸収します。これにより、作業中の機器の動作停止によるロスを削減します。
- - 庫内トレイ配置の最適化: 入出庫データを蓄積して、高頻度で使用される薬剤を出庫口近くに配置することで、迅速な入出庫が可能になります。
- - イレギュラー対策: 停電や異常が発生した際も、機器前方の扉を開けることで、手作業で薬剤を取り出すことができます。また、タブレット端末を用いた監査作業も継続可能です。
明るく見やすい「トレイ位置表示LED棚」
今回の出展では、「トレイ位置表示LED棚」も紹介されます。この製品は、お客様のニーズに応じて調剤台のレイアウトが可能で、監査場所を選ばず、同時に複数の人がピッキング作業を行うことができます。視認性の高いLED表示により、業務の過誤を未然に防ぐ手助けをします。
開発背景
昨今、厚生労働省が定めた「0402通知」により、薬剤師以外の方も処方箋に基づいた薬剤の取り揃えを行えるようになりました。そのため、調剤薬局で扱う医薬品の数が増加する中で、薬剤のピッキング業務における過誤のリスクを減らすことが求められています。
また、医療機関での薬剤師数は増加傾向にあるものの、地域によっては薬剤師不足が深刻です。このような背景が、新たな自動ピッキングシステムの必要性を生んでいます。
出展の概要
- - 会期: 2025年10月12日(日)、13日(月祝)
- - 会場: 国立京都国際会館(京都市左京区岩倉大鷺町422)
- - 大会ホームページ: 日本薬剤師会学術大会
イトーキは、今回の展示を通じて、調剤薬局の作業効率向上を目指すとともに、地方における薬剤師不足解消の一助となることを期待しています。薬剤師業界に新しい風を吹き込む製品たちに注目が集まります。