アトランタ近郊に登場する木造賃貸住宅「RENDER Tucker」
住友林業株式会社と中央日本土地建物株式会社は、アメリカ・ジョージア州アトランタ近郊のタッカー市で木造賃貸住宅の新プロジェクト「RENDER Tucker」を共同開発することを発表しました。この開発は、312戸の住居からなる集合住宅で、2028年4月の竣工を目指しています。
プロジェクトの概要
「RENDER Tucker」は、約13エーカー(約52,600m²)の敷地に、総延床面積27,371m²の6棟から成る賃貸用集合住宅が設けられます。居住棟の周囲には庭や緑地が設置されており、住民が自然を感じられる静穏な住環境が提供される予定です。さらに、居住棟とは別に設置される共用施設にはコワーキングスペースやフィットネスセンター、プールが含まれ、快適な生活空間が創造されます。
木造建築の利点
本物件では、木造枠組壁工法を採用し、2×4材を使用することでコストを抑制しています。これにより、木造建築は一般的な鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、CO₂排出量を大幅に削減することが可能になります。木材はCO₂を内部に貯蔵する特性を持ち、長期間にわたり炭素を固定するため、地球環境への貢献が期待されます。
クレセント社の「RENDER」シリーズは、効率的な設計と高品質な共用施設を兼ね備えており、デザイン性と機能性、コストバランスの優れた住宅群となることが目指されています。
アクセスと立地
「RENDER Tucker」はアトランタ市の中心から約35分、旅客者数世界一のアトランタ国際空港へのアクセスも約40分という立地にあります。主要な高速道路であるI-285やI-85へのアクセスも良好で、周辺はショッピングモールやスーパーマーケットが多数存在し、生活に適した環境が整っています。これにより、地域住民は利便性の高い生活を享受できることが予想されます。
事業背景と展望
住友林業と中央日本土地建物の協業は、これまでにも多くのプロジェクトを手掛けており、「RENDER Tucker」はその第8弾となります。住友林業グループはアメリカでの不動産開発に力を入れており、2024年には5,344戸の集合住宅を着工する計画です。中央日本土地建物も、海外での事業拡大を図る中で、クレセント社との協業を進めています。
今後、両社は今の住宅需要の流れを捉えながら、環境意識を持った持続可能な求めに応じた不動産開発に取り組んでいく意向です。
結論
「RENDER Tucker」は、木材を用いた経済的かつ環境に配慮した賃貸住宅が求められる現代のニーズに応える一例です。住友林業と中央日本土地建物が手がけるこのプロジェクトは、地域社会にとっても大きな価値をもたらすことでしょう。今後の進捗が楽しみです。