メタバースで巡る東京の銭湯文化! 「Meta Bath」で歴史と魅力に触れる
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団は、オンライン展覧会「Meta Bath(メタ バス)デジタルで見る子宝湯」をTokyo Museum Collection(ToMuCo(トムコ))にて2024年6月26日(水曜日)から開始しました。
この展覧会では、江戸東京たてもの園に収蔵されている銭湯「子宝湯」の3Dデータを公開。どこからでも見学できるようになり、令和3年に閉業後、解体された北千住の宮造り銭湯「大黒湯」との3D比較もご覧いただけます。
「Meta Bath」は、東京都が推進する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として開催されました。このプロジェクトは、東京都の文化施設が有する収蔵品や、各館の展覧会・公演等の活動等の文化資源をデジタル化して記録・保存するとともに、多様な形態での鑑賞体験を提供することを目的としています。
「子宝湯」は、かつて東京の下町に多く存在した銭湯の代表例として、その歴史的価値が認められています。「Meta Bath」では、3Dデータを用いることで、銭湯の内部構造や当時の様子を詳細に観察することができます。また、「大黒湯」との比較を通して、時代の変化による銭湯の変化や、その文化の継承について考えることができます。
「Meta Bath」は、東京都立博物館・美術館収蔵品検索サイト「Tokyo Museum Collection」の特設ページで閲覧可能です。PC推奨ですが、スマートフォンにも対応しています。閲覧は無料です。
「Meta Bath」は、デジタル技術を活用することで、歴史的建造物をより多くの人に知ってもらうための新たな試みです。東京都は、今後もこのような取り組みを通して、文化資源のデジタル化を進め、文化芸術の振興に貢献していきます。
「Meta Bath」は、単なる3Dデータ公開ではなく、東京の銭湯文化を多角的に体験できる素晴らしい試みだと思いました。
「子宝湯」の3Dモデルは非常に精巧で、当時の様子をリアルに再現していることに感銘を受けました。特に、浴場内のタイルや壁の装飾、天井の構造など、細部までこだわって作られているのがわかります。
「大黒湯」との比較では、時代による銭湯の建築様式の変化や、内装デザインの流行などがわかりやすく、興味深かったです。
「Meta Bath」は、歴史的建造物のデジタル化を通して、文化資源の保存と継承に貢献していると感じました。また、デジタル技術を活用することで、従来ではアクセスしにくかった文化に触れる機会を提供している点も素晴らしいです。
今後、このような取り組みがさらに広がり、より多くの文化資源がデジタル化されていくことを期待しています。