国内最大手のAI面接サービスSHaiNが躍進
対話型AI面接サービスであるSHaiNは、2023年12月に導入企業数が600社を達成し、日本国内での人材採用における新たなスタンダードとなっています。本サービスは2017年に始まり、初めて100社を超えた際から着実に拡大を続け、特に完全AI化を実現してからは導入速度が加速しました。この成功は、AIの利便性と効率性が企業の人材採用において重要な役割を果たすことを示しています。
SHaiNとは何か?
SHaiNは、株式会社タレントアンドアセスメントが開発したAI面接サービスです。このサービスでは、AIが面接を行い、選考プロセスの公平性と一貫性を提供します。受検者はスマートフォンやタブレットを使い、24時間いつでもインターネット経由で対話形式の面接を受けることが可能です。この非対面方式は、学生や求職者にとって大変便利で、面接の日程調整におけるストレスを軽減し、機会損失を防ぎます。
調査結果が示すAI活用のメリット
タレントアンドアセスメントは、企業の人事・採用担当者200名に対して調査を実施しました。調査の結果、AIツールを活用した74.4%の担当者が「人材の質」の向上を実感していると回答しました。さらに、AIが導入されることで、採用活動の工数が削減され、その結果として人材の質も向上しているのです。
また、学生への調査からは、2025年卒業生の62.9%がAIを利用した経験があると答え、前年の39.2%から顕著に上昇しています。これは、AI技術の普及が急速に進んでいることを意味しています。
幅広い活用シーン
SHaiNの導入は、新卒や中途採用だけではありません。社内昇格試験や内部面談でも利用されており、企業はこのプラットフォームを通じてより多様な人材の評価を行っています。AIの導入により、合否基準の透明性が高まることで、将来的には多くの企業がこのシステムを活用し人材採用における質の向上を図ることが期待されています。
SDGsの実現に向けた取り組み
タレントアンドアセスメントは、SHaiNを通じて公平な評価を実現し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に寄与しています。特に、「ジェンダー平等の実現」や「人や国の不平等をなくすこと」をコンセプトに掲げ、全ての候補者が平等に評価される社会を目指しています。特にこれに貢献するのが、SHaiNの面接評価レポートであり、このレポートは採用管理システム「sonar ATS」との連携により、候補者データが一元管理され、効率的な採用業務を支えています。
未来への展望
タレントアンドアセスメントは、今後もSHaiNを通じて更なる価値のあるサービスを提供し、企業の採用活動を支援していく方針です。これにより、より多くの企業が高度な人材を求める際の選考手法としてSHaiNの利点を享受することでしょう。AIによる新しい扉を開くこのサービスは、企業と求職者双方にとって、未来の採用活動を変える可能性を秘めています。