カオピーズが新たな挑戦を開始
株式会社カオピーズは、2025年6月から杉原博茂氏を最高経営戦略顧問(CSA)に迎えることを発表しました。同氏は日本オラクルの社長やCEOを歴任し、デジタル時代のIT業界を牽引してきた実績を持つ、極めて大きな影響力を持つ人物です。この新しい体制によって、カオピーズは更なる成長と顧客への価値提供を目指しています。
就任の背景
カオピーズは2014年に設立され、ベトナムを拠点に高品質なオフショア開発を提供してきました。近年ではAI、クラウド、IoTなどの最先端技術にも対応し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。杉原氏の加入は、このビジョンの実現を加速させるものです。
彼の豊富な経験と洞察力によって、中長期的な経営戦略が策定され、企業の基盤を一層強化することが期待されています。杉原氏は「カオピーズ様の持つポテンシャルと可能性を高く評価しています。これまでの経験を活かし、さらなる成長に寄与したい思っています」とコメントしています。
杉原氏の経歴
杉原氏は、EMCやシスコシステムズなどの外資系企業で重要な役割を果たした後、2010年には日本ヒューレット・パッカードに入社し、エンタープライズ領域の責任者を務めました。2013年には米国オラクル本社の上席副社長として、日本で初めてクラウド事業を本格展開し、時価総額を2.3倍に成長させるなど、日本企業のDXを牽引しました。これに続き、ジオテクノロジーズ株式会社のCEOとして、位置情報データを活用した新事業を展開しました。
カオピーズの未来に向けた取り組み
カオピーズの代表取締役、チン・コン・フアン氏は、杉原氏の就任を「日本市場での事業強化と技術革新を推進するための大きな一歩です」と表現しました。具体的な取り組みには、以下のような施策が挙げられています。
- - 日本市場における顧客基盤の拡大と新規事業開発
- - 上流工程への対応強化と品質マネジメントの高度化
- - AIやクラウドなど次世代技術を活用したサービス向上
- - グローバルスタンダードに即した経営体制の確立
これらの施策を通じて、カオピーズは顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、高品質な価値を提供していく姿勢を示しています。
カオピーズの特長と成長
カオピーズ株式会社は、ベトナムに位置する急成長のソフトウェア開発企業で、日本企業向けのオフショア開発を中心に、AIやゲームなど多岐にわたるサービスを提供しています。日本の品質基準に則り、日本語にも対応したアジャイル開発を強みとし、信頼される長期的なパートナーとして多くのクライアントに支持されています。
今後、カオピーズは杉原氏の力を借りて、さらなる成長と革新を目指します。デジタル変革を実現するオフショア開発パートナーとして、企業の競争力を一層高めることを期待しています。