第7回YouTube甲子園で栄光のフリーBGMアワードが誕生
2024年7月、岡山市から発信された「第7回YouTube甲子園」では、350以上の高校が参加し、創造的な動画制作が繰り広げられました。その中でも特に注目を集めたのが、一般社団法人フリーBGM協会が主催した「フリーBGMアワード」です。ここでは、映像制作においてのフリーBGMの効果的な利用が評価され、以下の学校が受賞しました。
受賞作品のご紹介
金賞:学校法人宇都宮海星学園 星の杜中学校・高等学校の「LRTで行く!星の杜生みっけ隊〜宇都宮の魅力を大発見〜」
この作品は、映像に合わせたBGMの使い方が特徴的で、特に「音の引き算」に注力したセンスが評価されました。映像に静けさを見せることで、音楽の存在感を引き立たせる工夫がなされています。長尺の動画でありながら、飽きさせない編集技術が光る作品でした。
銀賞:青森県立弘前高等学校の「はなこさんとみたゆめ」
次に紹介するのは、青森県立弘前高等学校の作品です。このドラマ仕立ての映像は、楽曲の配置や音楽の変化によって一貫した完成度を誇ります。特に、感情の変化に合わせた音楽の使い方や、ボリュームコントロールを意識した編集が素晴らしいとの評価を受けています。
入賞作品
さらに、他の優秀な作品も入賞を果たしました。
- - ゼロ高等学院:「【通信制高校】ゼロ校生が学校のPV作ってみた!」
- BGMに合わせたカットの変化が新鮮で、独自の視点で編集されています。
- - 昭和鉄道高等学校:「【禁忌】丸ノ内線に先輩を閉じ込めてみた!」
- アナウンスとの音を重ねた構成は安定感があり、視聴者を引き込む技術が見受けられました。
- - クラーク記念国際高等学校:「気配切りしてみた!…けど?」
- 突然の音楽のインパクトと、その意外性が視聴者の心を掴んでいます。
フリーBGMアワードの意義
フリーBGM協会では、今回のアワードを通じて高校生クリエイターたちにフリーBGMの活用を促し、映像に音楽を組み合わせることの大切さを学んでもらうことを目的としています。今年は初めてとなるこの賞の設立にあたり、審査員として参加した作曲家や音楽専門家が、各作品の細部にわたって審査を行いました。
受賞者たちの声
受賞校からは、受賞の喜びのみならず、今後の制作技術の伝承や視聴者の視点を意識した作品作りに注力したいとのコメントが寄せられています。このような大会を通じて、今後の映像制作における音楽の重要性が一層高まることが期待されます。
フリーBGM協会について
一般社団法人フリーBGM協会は、安心して音楽を制作・利用できる環境の提供を目指しています。フリーBGMの配布や作曲情報の発信を通じて、多くのクリエイターをサポートしています。
公式サイト:
フリーBGM協会
このように、気軽にフリーBGMを活用し、自らの作品に深みを与えることができる未来に期待が寄せられています。各校のクリエイティブな成果は、これからの教育現場でも新たな影響を与えることでしょう。