海の学校2024
2024-09-12 16:26:01

宮崎県での海洋教育プログラム「海と上南方小プロジェクト」開催

学校と協力した海洋教育プログラムの実施



宮崎県延岡市で「海と上南方小プロジェクト~海の学校2024~」が行われました。これは、一社)海と日本プロジェクトinみやざきが、上南方小中学校と連携して実施した取り組みで、6年生を対象に「海」の重要性やその環境について学ぶプログラムです。このプログラムでは、特に海が苦手な児童たちにも興味を持ってもらえるよう工夫を凝らし、体験を通じた学習が行われました。

プログラムの目的と流れ



本プロジェクトの主要な目的は、宮崎県の海洋教育のモデルを確立すること。学校も積極的に活動に参加しやすくするため、事務局は教育委員会などと連携しながら、地域の海洋教育についての課題を洗い出し、解決策を模索しています。具体的には、全6回の学習および体験学習が計画されており、最終的には11月に成果発表会が行われる予定です。

これまでの学習内容では、山や川と海のつながりや海の恩恵、環境問題、さらには地域の海における課題を網羅的に学習し、各回で活発な交流が図られました。特に最後の6回目の学習では、地引網漁の体験やシーカヤックの活動を通じて、海に対する理解を深めることが期待されています。

地元漁法「地引網漁」を体験



このプログラムの一環として、子どもたちは宮崎県延岡市の須美江海水浴場で地引網漁に挑戦しました。地引網漁は昔から行われている伝統的な漁法で、この体験を通じて自然環境や漁業の重要性、そしてその役割について学びます。漁師としての仕事を担う甲斐宏明さんから、地引網漁の方法や注意点を教わり、全体で32名の児童たちが協力して網を引き揚げました。

漁を行うと、イトヒキアジやカンパチ、フグなど10種類以上の魚を捕まえることができ、海の恵みに感謝する体験をしました。また、毒のある魚も捕れたことで、海の生態系を学ぶ良い機会となりました。特に、活き締めの方法を学ぶことで、魚を調理する重要性も体感しました。最後には、捕れた魚を使って甲斐さんが経営する民宿で美味しい魚料理を味わい、子どもたちは「これまで食べたフライで一番おいしい!」と満面の笑顔を見せました。

シーカヤックで海を体験



次に行われたのはシーカヤック体験です。講師として参加したノベ☆スタNPO法人ひむか感動体験ワールドのスタッフによる指導のもと、児童たちはパドルの使い方やカヤックの操作方法を学びました。海面での体験を通じて潮流や海での安全について意識を高め、海とのつながりを実感する貴重な体験となりました。

「海と一体になった気分」と口々に表現する児童たちの姿から、自然環境への理解が深まったことが伝わってきます。海を間近に感じながら、彼らは新しい発見や感動を得て、終了しました。

今後の展望



この海洋教育プログラムは、瀬戸内海の生態系や海洋資源への理解を深めるだけでなく、次世代の海の守り手を育成するための基盤を築くことを目的としています。子どもたちは、各学習を通じて海や魚とどのように向き合うべきかを考えるようになり、今後の行動についても意識を向けることが期待されています。最終的には、11月に成果発表会を行い、彼らの成長の結果を披露する予定です。

このような取り組みを通じて、児童たちの海に対する理解がどのように変化したのか、また彼ら自身が未来の海洋環境にどう関わっていくのか、楽しみな成果が待たれます。


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会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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