日本初!小中学生向けRobloxプログラミング教材「ロブクラッチ」
エデュケーショナル・デザイン株式会社が新たに発表したプログラミング教材「ロブクラッチ」は、小中学生向けのエンタメ型プログラミング教材の一環として登場しました。これは、ゲーム制作が楽しめるRobloxプラットフォーム専用に開発されたビジュアルプログラミングソフトで、Scratchと似た形式でプログラムを構築できます。このソフトは、ノータイピングでの操作が可能で、英語の知識がない子どもたちでも簡単にゲームを作れるように設計されています。
ロブクラッチの開発背景
近年、世界中で人気を集めているRobloxは、ユーザーが作ったさまざまなゲームを楽しめるプラットフォームであり、日本でも小中学生の利用者が急増しています。日々、約8,530万人のデイリーアクティブユーザーが存在し、多くの子供たちが親と一緒にプレイしているようです。この新たなトレンドに注目し、エデュケーショナル・デザインは数年前から「Roblox Studio」を用いたプログラミングコースを提供してきました。
ただし、既存の「ロブロックススタジオ」では、Luaというプログラミング言語を使うため、特にプログラミングを始めたばかりの子どもたちにとっては難易度が高く、英語が理解できないという壁もありました。そこで、より親しみやすい形式として「ロブクラッチ」を開発したのです。
ロブクラッチの主な特徴
「ロブクラッチ」では、ユーザーが簡単にドラッグ&ドロップでコードを作成できるビジュアルプログラミング形式を採用しています。これにより、プログラミング初心者の子どもたちでも直感的に操作できることが可能になります。ソフトのセットアップや操作方法については、動画で詳しく解説されており、子どもたち一人一人が自分で学び進められる体制が整っています。
取得したスキルを用いて、アスレチックゲームやシューティングゲームなどが制作でき、完成したゲームはロブlox上に公開することも可能です。友達や家族に自分の作品を見せることで、創造したものを共有し楽しむことができるのも魅力的なポイントです。
コースの概要
「ロブクラッチ」を使ったプログラミングコースは、対象が小学1年生から中学校3年生までと幅広く、全24のミッションを用意しています。最初は『プログラミングのチカラでボスをたおせ!』や『デッカイすべりだい!』などのミッションが用意されており、徐々に新しい内容が追加される予定です。
特にこのコースは、低学年の子どもたちでも楽しくプログラミングに触れられるように設計されています。英語やタイピングの知識がなくても、ブロックを組み合わせることでロブloxのゲームが作れるため、ハードルが低く設定されています。また、プログラムが実際にどのようなテキストコードに変換されるのかも体験でき、「できた!」という成功体験を積むお手伝いをします。この結果、自然とテキストでのプログラミングに進むことができる構成になっています。
デジタネとは
「デジタネ」は、プログラミング教育がまだ日本で馴染みがなかった2014年に設立され、エンタメ型プログラミング教材の開発を行っています。現在ではシンガポールやインドネシア、ベトナムの他、日本国内でも約300校に導入されるまでに成長しました。創業当初から、遊びを通じた学びの場を創出し、「面白い」「楽しい」「もっと遊びたい」という子どもたちの気持ちを大切にしてきました。そして、今後も「デジタルの種」を育てることで、子どもたちの未来を広げます。
エデュケーショナル・デザイン株式会社について
エデュケーショナル・デザイン株式会社は、IT教育の重要性が叫ばれる前から、2014年に取り組みを始め、プログラミングスクールやオンラインコースを提供しています。ゲームを題材にした独自教材を開発し、子どもたちが楽しく学べる環境を整えています。さらなるコンテンツ開発に力を入れ、将来的にはプログラミング教育の分野で強力な存在となることを目指しています。
この新たな教材のリリースにより、子どもたちがプログラミングの楽しみを学ぶ機会が増えることを期待しています。「ロブクラッチ」を通じて、未来のクリエイターたちが誕生することを願っています。