フリースクール支援に挑む
2023-02-16 10:30:01

経済的理由でフリースクールを諦める子をゼロに!100人の支援者を目指す挑戦

経済的理由でフリースクールを諦める子どもたちを救う挑戦



全国には、居場所を失い孤立する不登校の子どもたちが約24万人いると言われています。その中には、経済的な事情から、フリースクールの利用を諦めている子どもたちも少なくありません。

NPO法人ターサ・エデュケーションは、2015年の設立以来、群馬県内でフリースクール「こらんだむ」を運営し、不登校の子どもたちの支援を行ってきました。しかし、フリースクールは公的支援が乏しく、利用料が必要となるため、低所得家庭の子どもたちにとって大きな負担となっています。

特に、ひとり親家庭は不登校の子どもの割合が高く、経済的な困難を抱えているケースも多いのが現状です。ターサ・エデュケーションのフリースクールを利用する子どもの約6割がひとり親家庭であるという事実が、この問題の深刻さを物語っています。

フリースクール「こらんだむ」の取り組み



「こらんだむ」では、多様性を尊重し、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを大切にしています。子どもたちの興味関心に寄り添い、個々のペースに合わせて学習支援や居場所づくりを行っています。

多くの場合、子どもたちは最初は無気力な状態ですが、3ヶ月も経つと笑顔が増え、能動的に他者と関わり、様々なプログラムを通して学びを深めていきます。卒業後は9割以上の子どもたちが学校復帰や高校進学を果たし、社会へと羽ばたいていきます。

さらに、市町村の教育委員会や学校と連携し、情報共有に努めることで、子どもの学びの選択肢としてフリースクールを認めてもらうよう働きかけています。

マンスリーファンディングへの挑戦



こうした状況を改善するため、ターサ・エデュケーションは、マンスリーファンディングに挑戦しています。目標は、100人の支援者を得て、経済的な理由でフリースクールを諦めざるを得ない子どもたちを減らすことです。

寄付金は、フリースクール利用料の減免に充当され、経済的に厳しい家庭の子どもたちが安心して利用できる環境づくりに役立てられます。

代表理事の市村均光氏は、自身もひとり親家庭で育ち、兄弟が不登校を経験したことから、この団体を設立しました。「どんな環境にあっても、子どもたちが自分の可能性を信じ、未来に希望を持てる社会を目指したい」という強い思いが、この活動の原動力となっています。

未来への投資



ターサ・エデュケーションは、単なる福祉活動ではなく、「未来への投資」として、子どもたちの支援に取り組んでいます。一人でも多くの子どもたちが、自分の可能性を信じ、未来に向けて歩んでいけるよう、継続的な支援が必要です。

このマンスリーファンディングは、子どもたちの未来を応援する、大きな一歩となります。

今後のビジョン



ターサ・エデュケーションは、今後ますます活動の幅を広げ、より多くの子どもたちに居場所と学びの機会を提供していく予定です。

具体的には、行政への提言、支援者の獲得、フリースクール運営者の育成、各地域への展開、教育プログラムの開発など、多岐にわたる取り組みを進めていきます。

「子どもの可能性をフェアにする」というミッションのもと、一人でも多くの子どもたちの未来を支えていくために、活動を続けていきます。

会社情報

会社名
NPO法人ターサ・エデュケーション
住所
群馬県前橋市二之宮町1291番地6
電話番号

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