UPDATERとTBSGXの共同プロジェクト
株式会社UPDATER(東京都世田谷区)は、脱炭素ソリューションサービス「みんな電力」を通じ、株式会社TBSグリーントランスフォーメーション(以下、TBSGX)と連携し、「ストーリー性のある発電所」のプロジェクトを進めます。これにより、地域社会が抱える課題を面白く解決する新たな試みが注目されています。
このプロジェクトでは、栃木県に有機農法をサポートする営農型の太陽光発電所を建設し、2026年秋の稼働を目指します。発電所は、地域とともに社会的な価値を創出することを目的としており、特に、耕作放棄地の再生や持続可能な農業の推進に寄与することが期待されています。
プロジェクトの背景
TBSGXは、TBSグループの脱炭素に向けた取り組みを責任持って進めるため2025年に設立された企業であり、再生可能エネルギーの創出に注力しています。UPDATERは、技術・運営面でのパートナーシップを通じて、発電所の建設から保守・運営まで幅広く支援します。
この二社の共同プロジェクトは、電力販売契約(PPA)を通じて、発電したエネルギーをTBSグループに供給し、持続可能なエネルギーの利用促進を図っています。特に、UPDATERは地域経済の循環にも配慮した発電所を目指し、地域住民との強固な関係性を築いています。
発電所の詳細
栃木県塩谷町での取り組み
- - 所在地: 栃木県塩谷郡塩谷町大字飯岡字前沢753番
- - 発電出力: 114.835kW
- - 年間発電量(見込み): 約123,912kWh
- - 主要設備: Jinko製595Wモジュール
- - 稼働予定: 2026年秋頃
- - 栽培作物: 米・小麦
この発電所は、有機農法を推進しる地元の農業法人が所有する農地に設置され、オーガニックビレッジ構想と連携し、地域の持続可能性を高めるモデルとして位置づけられています。
栃木県さくら市での取り組み
- - 所在地: 栃木県さくら市穂積字五器師1111-1ほか
- - 発電出力: 114.835kW
- - 年間発電量(見込み): 約123,976kWh
- - 主要設備: Jinko製595Wモジュール
- - 稼働予定: 2026年秋頃
- - 栽培作物: 米・小麦
こちらの発電所は、後継者不足に悩む耕作放棄地を再生し、農業再生と再生可能エネルギーの両立を実現しています。地域が共生しやすい仕組みを作りたいという思いが込められています。
未来への展望
UPDATERが提唱する「ストーリー性のある発電所」は、再生可能エネルギーの創出だけでなく、地域社会の課題解決にも寄与する重要なモデルです。今後もUPDATERは、地域のニーズに応じた発電所をデザインし、環境への影響を最小限に抑えつつ持続可能な社会の実現に努めていきます。また、社会的な価値を高め続けることで、このプロジェクトが新たなビジネスモデルとして確立されることが期待されます。
会社情報
株式会社UPDATERは、2021年に社名を変更し、透明性やトレーサビリティに基づくサービスを提供しています。脱炭素事業「みんな電力」や、ESG関連の多様な取り組みで知られ、国内でのSDGsに対する取り組みを強化しています。今後も地域社会とともに、持続可能な未来を目指して努力を続けていく企業です。