サイオステクノロジー株式会社は、PagerDuty株式会社との間で日本国内におけるプラットフォームの販売拡大に向けたパートナー契約を締結したと発表しました。この協力により、両社はそれぞれの強みを生かし、日本企業のIT運用業務の効率化を支援することを目指します。
パートナーシップの背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む現代において、企業のITシステムはクラウドやハイブリッド環境へと移行し、その運用は一層複雑になっています。また、IT人材の不足が深刻な問題となっており、限られたリソースで多くの監視ツールのアラートに対処しなければならない現状があります。この結果、システム運用にかかる負担が増大し、運用の初動が遅れたり、重大なインシデントを見逃すリスクが高まったりする問題が生じています。
サイオステクノロジーは、これらの課題を解決するためにPagerDutyとの連携を強化します。PagerDutyのインシデント管理プラットフォームを活用することで、アラートの集約や優先順位付け、ワークフローの自動化、関係者との迅速な連携が可能になり、企業は本来のビジネス価値の創出に注力できる運用を実現できます。
PagerDuty Operations Cloudの特徴
PagerDutyの提供する「Operations Cloud」は、IT運用におけるさまざまな問題を効率よく解決するために設計されています。以下の機能を備えています。
1.
AIによるノイズ削減: AIと機械学習を駆使して、システムからの膨大なアラートを自動的に選別・グループ化します。これにより、必要のないアラートを排除することで、実際のインシデント数を減らし、迅速な対応を可能にします。
2.
復旧作業の自動化: 「Runbook Automation」機能を用いて、システムの診断や再起動といった復旧作業を自動化します。これにより、作業にかかる人手を削減し、エンジニアはより重要な開発業務に専念できるようになります。
3.
確実な通知とエスカレーション: 様々な手段(電話、SMS、メール、モバイルアプリのプッシュ通知)を使って担当者に確実に通知します。また、応答がない場合の自動エスカレーション機能を備えており、24時間365日の運用を実現します。
4.
700以上のツールとの連携: AWSやGrafanaなど、700以上の主要な監視・コラボレーションツールと連携可能で、インシデント管理を一元化できます。
今後の展開
サイオステクノロジーはPagerDutyを「API・AIエコシステムデザインソリューション」の重要な製品として位置づけ、共同でマーケティング活動を行い、日本市場における拡販を進めていく方針です。この取り組みは、今後のIT運用において大きな変化をもたらす可能性を秘めています。
サイオステクノロジーとPagerDutyの姿勢
サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェアを基にしたシステムインテグレーションを得意とし、クラウドやAIなど最新の技術領域に注力しています。PagerDutyもまた、IT運用業務の効率化を支援するグローバルリーダーとして地位を確立しています。両社の協力によって、日本国内のIT運用の質は飛躍的に向上することでしょう。この提携による新たなサービスが、今後どのように企業の運用を変えていくのか、期待が寄せられています。