大学生インターン成功
2019-05-30 10:55:47
大学生が地域企業を取材するインターンシップ、クラウドファンディングで成功を収める
大学生による取材インターンシップ
茨城県日立市を拠点に活動する株式会社えぽっくは、地域の中小企業を支援するためのユニークな取り組みを行っています。このプロジェクトは、大学生が地元企業に取材を行い、その内容を冊子としてまとめるというもので、昨年は既に成功を収め、さらなる進展が期待されているのです。
経緯と目的
えぽっくは創業以来、大学生向けの長期インターンシップを通じて地元企業の新規事業の立ち上げや課題クラウドの解決に取り組むことを目指しています。長期インターンシップでは、学生たちが自分の適性に気づき、将来のキャリアについて考える機会が与えられます。最近の調査では、学生たちの中に「何をしたいか分からない」という不安が広がっています。そこで、彼らに実際の働く現場を体験し、自分の価値観を見出す手助けを行っています。
第1回取材インターンシップ
昨年8月、えぽっくは地元の企業を取材するインターンシップを実施しました。参加した学生は県内外から集まり、1週間の間に異なる企業を訪問。最初の研修を経て、1日1社の取材を行うことで、社会人たちの本音に触れる貴重な体験を得ました。その結果、3000部の冊子『AXIS』が完成し、多くの学生が就職先を見つける手助けとなりました。
学生たちの声
参加した学生からは「社会人が楽しそうに仕事をしているところを見学し、地域貢献への熱意を感じた」という感想や、「異なる業種から得た生の声が働くイメージを具体化させてくれた」との意見が寄せられました。これらの感想は、インターンシップ参加者が自身の未来について新たな視点を持つきっかけとなったことを示しています。
第2回目の展開
今秋には、第2回目の取材インターンシップを予定しています。このプロジェクトでは、冊子を読んだ学生が感想を記入できる“旅する”冊子を作成します。これにかかる費用60万円をクラウドファンディングで募ったところ、736,300円(122%)の支援が集まりました。参加企業の情報は、開催日まで非公開となるため、学生たちの期待が高まっています。
説明会の実施
6月以降、大学での参加説明会を開く予定で、興味を持つ学生たちを募ります。この新たな試みで、冊子の完成は11月を見込んでおり、その後の成果報告会も楽しみです。
まとめ
このように、株式会社えぽっくの取り組みは、単なるインターンシップを超え、学生たちにとっての貴重な成長機会を提供しています。地域の企業と連携することで、未来の若者が自分の進むべき方向を見つける手助けをし続けるこのプロジェクトの成功は、今後も多くの注目を集めることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社えぽっく
- 住所
- 茨城県日立市日高町4-13-14高磯ハイツ401
- 電話番号
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