UBICが誇る新たなR&Dセンター設立
株式会社UBICは、リーガルテクノロジー業界の最前線を切り拓くべく、東京都港区に新しい研究開発センター(R&Dセンター)を設立しました。これにより、ディスカバリ業界において急増する情報に対応するために、高度な技術を開発し、革新的なソリューションを提供していく能力を強化します。
R&Dセンター設立の背景
ディスカバリ業界では、これまでコンサルタントの知識と能力が重要視されてきましたが、IT技術の進化により、求められる情報量は増加しています。この新しいセンターでは、情報科学と行動科学を組み合わせた独自の技術を研究開発し、業界の進化に寄与することを目指します。
行動科学と情報科学の融合
R&Dセンターでは、データマイニング、音声認識技術、翻訳技術といった情報科学の要素に、認知心理学や犯罪学、社会学などの行動科学を統合します。このアプローチにより、eディスカバリの証拠開示や支援システムにおいて、より精度の高い解決策を生み出していきます。
特にAI(人工知能)機能に関する研究が重要な役割を果たすため、行動科学の知見を活用することで、UBICのAI技術がさらに深化し、競争力が増すことが期待されています。
技術開発の目標
この新しいR&Dセンターの設立は、精度向上とコスト削減を狙った技術開発の一環として進められています。経験に基づくノウハウの蓄積だけでなく、研究分野を拡大しながら進化する技術への対応力を高めています。これにより、 UBICは競合との差別化を強化し、他社との明確な優位性を築く方針です。
国内外との協力
さらに、当R&Dセンターは国内外の研究機関と連携し、研究者育成に力を入れることも目指しています。行動科学と情報科学の融合を通じ、新しい領域での先進的な研究を進め、業界全体をリードする存在となることを掲げています。
基本情報
- - 所在地: 東京都港区港南2-12-23 明産高浜ビル(UBIC品川本社内)
- - 業務開始予定: 2013年3月中旬
- - 人員規模: 約60人
- - 投資金額: 6億円
株式会社UBICについて
UBICはリーガルハイテクノロジーの企業で、国際的な調査や電子証拠の提供に特化したサービスを展開しています。アジア圏最大の処理能力を誇り、世界最高水準の技術を保有しています。2003年に設立され、2011年からは「UBICリーガルクラウドサービス」を開始するなど、業界における革新を進めています。これからもUBICはR&Dセンターを通じて、より高性能な技術開発を推進し、eディスカバリ分野の新時代を切り開いていくことでしょう。