LINE NEXTが推進する海外ビジネスとWeb3の融合

LINE NEXTとTetherが切り開くWeb3の未来

日本のメッセンジャーアプリ「LINE」基盤の新たな挑戦が始まる。
LINE NEXT Corporation（以下、LINE NEXT）は、海外でのWeb3サービスの展開を加速するために、Tether社と連携し、ドル建てステーブルコイン事業を推進することを発表しました。
この取り組みは、アジア市場におけるステーブルコインの普及と、Web3体験の大衆化を目指しています。

ステーブルコイン導入の背景と目的

LINE NEXTは、TetherのネイティブUSD₮をMini Dappおよびウォレットで使用することで、ユーザーがより簡単にWeb3サービスを利用できる環境を提供します。このサービスは、特にお金の送金や決済手段としてのステーブルコインの利便性を強調しています。

TetherとKaiaの可能性

Tetherは、世界中で最も広く利用されているステーブルコインの一つであり、Web3関連のサービスにおいて、その重要性は増しています。Kaia DLT財団との協業により、LINE NEXTはアジア圏内でのWeb3サービスの大衆化を追求しています。

「ステーブルコインを広めることが私たちの使命です」とTetherのCEO、パオロ・アルドイーノ氏はコメントしています。ユーザーが身近な通貨としてUSD₮を利用し、デジタル資産を簡単に扱える環境が整うことになります。

手軽に楽しめるMini Dapp

2025年1月には、Kaiaエコシステムに基づいたMini Dappがローンチされる予定です。このDappは、LINEメッセンジャーを介して簡単にアクセスでき、インストール不要で様々なゲームやソーシャルコンテンツを楽しむことが可能です。これにより、ユーザーは新しいWeb3体験を手軽に楽しむことができます。

利用状況の急成長

Mini Dappは、サービス開始以来すでに5000万回以上の利用を記録しており、日本、韓国、台湾、タイの各市場で急成長を遂げています。これにより、アジア圏のLINEユーザーがWeb3へのアクセスを深化させています。

未来の展望

LINE NEXTの代表、コ・ヨンス氏は、「USD₮の導入によって、アジアにおけるドルのゲートウェイを提供することが私たちの目標です」と語っています。ステーブルコインが日常生活に溶け込むことで、国際的な金融取引がより身近になります。

Kaia DLT財団の理事長、ソ・サンミン氏は「パートナーとの連携によってステーブルコインの利用を拡大し、アジアでのハイブリッド決済ソリューションを発展させていく」と述べています。これにより、Ethereum系ブロックチェーンの短い取引時間を活かし、多様なDeFiや暗号資産取引所でのユーザー体験が向上します。