渋谷で開催された「Rethink Creative Contest 2025」授賞式
2025年12月12日、渋谷にて「Rethink Creative Contest 2025」の授賞式が行われました。主催者である株式会社クリエイターズマッチは、プロフェッショナル人材の育成を目的とし、クリエイターに新たな働き方を提案しています。このコンテストは、地域の魅力を独自の視点で発掘し、それをデザインで表現するものであり、デザイン経験が浅い方でも応募可能です。
今回で8回目を迎えるこのコンテストには912作品の応募があり、その中から56作品が受賞作として選ばれました。授賞式では受賞作品の発表と共に、各作品に対する審査員の講評が行われました。
(画像は授賞式の様子を示すものです)
最優秀賞に輝いた作品
最優秀作品に授与される【GOLD】Rethink Creator賞は、小笠原 葉南さんの「産地が見えづらいでおなじみの」に決定しました。この作品は、西尾市の抹茶についての認知のギャップを巧みに表現しています。想定以上のデータと認知不足の二面性を示し、デザインとしての完成度も高いと特別審査員の筒井美希さんが評価しました。
小笠原さんはこの作品の背景について、「地元の西尾市を離れてから抹茶の産地を意識するようになりました。この経験をもとに、伝えたいメッセージをビジュアルとして具現化しました」とコメント。作品の反響も大きく、多くの視点から評価を得ています。
受賞作品のラインナップ
小笠原 葉南さん
作品名:「産地が見えづらいでおなじみの」
青木 思玖玲さん
作品名:「見えてるのに知らなかった」
三枝 由果さん
作品名:「霧って、ドラマチック。」
松野 一平さん
作品名:「まだまだ消えない月明かり」
- 樫木 華波さん
作品名:「日光東照宮?いいえ、栃木県鹿沼市です」
- 南 政宏さん
作品名:「みんな船に泊まるんだ5年生」
- 小林 真奈美さん
作品名:「世界珍八“傾”」
- 西村 京さん、吉田 朱里さん、桐谷 由紀さん、金津 史佳さん
作品名:「まさかの、隣人。」
受賞者のコメントやその他の作品については、
Rethink Creator PROJECT 公式サイトで公開されています。
「Rethink Creator PROJECT」とは
株式会社クリエイターズマッチが取り組む「Rethink Creator PROJECT」は、現代社会における地域課題を解決するための枠組みを提供しています。プロジェクトは、ワークショップ型セミナー、アイデア重視のコンテスト、自治体との連携による制作活動を通じて、地域のクリエイターを育成し、地元産業の活性化を図っています。
現在、クリエイターズマッチは日本各地で「クリエイターの地産地消」を推進し、地域創生を目指しています。地域の課題を解決する力を持つ人材を育て、クリエイティブな力で地域を元気にする姿勢は、今後も注目され続けることでしょう。