新たな地域魅力発信の拠点が土浦に設立予定
2023年、茨城県土浦市で地域の魅力を発信する新たな拠点の設立が計画されています。この取り組みは、station株式会社と株式会社アトレのコラボレーションによって実現されます。駅ビルや商業施設の運営において新しい価値を提供することを目指しています。
目的と背景
このプロジェクトの主要な目的は、茨城県の魅力を広く伝え、訪れる人々にとっての滞在や回遊の増加を促進することです。また、地域事業者が自ら運営できる柔軟なスペースを提供し、地域の活性化を図ります。
実証の場となるのは「プレイアトレ土浦」。利用者が楽しく過ごせる空間を提供し、地域の多様な事業者が参加できる基盤を整えていきます。
具体的な取り組み
今回の取り組みでは、地域事業者と密に連携し、以下の施策を進めていく予定です。
- - データベースの構築: 地域事業者の情報を集めるヒアリングを行い、地域の実態を正確に把握するための基盤を作ります。
- - 自走型リーシングの仕組み: 地域事業者自身が持続可能に運営できるような契約形態を設けます。これにより、地域が一体となって拠点を育てていく仕組みを構築します。
- - シェア型テナント設計: 「小口・流動化」したテナント空間をデザインし、短期間での入れ替えや売上連動型の運営を可能にします。これにより固定賃料に依存せず、柔軟に運営できる環境を整えます。
具体的な施策やスケジュールについては、今後株式会社アトレと協議し、段階的に進めていく予定です。
station株式会社とその理念
station株式会社は「プロトデベロッパー」という立場から、地域の未来に必要な空間デザインや運営システムを一貫して設計・実装するまちづくりのスタートアップです。小規模な実証から始め、運営後の評価と改善を通じて、地域に根づく自走型モデルを目指しています。
STARTUP PITCH #11 with JTOS
このプロジェクトは、JR東日本、東急、小田急、西武HDの4社が開催した「STARTUP PITCH #11 with JTOS」というイベントの成果の一環です。このイベントでは、商業施設や駅ビルの課題解決のためのマッチングが行われ、選ばれた企業がそれぞれのビジョンを実現するためのパートナーシップを進めます。stationは、この採択企業の一つとして、アトレとの具体的な検討に入ります。
まとめ
土浦市におけるこの新たな取り組みは、地域の活性化とともに、訪れる人々にとって魅力的な場所を提供します。今後の動きに注目し、地域の魅力を新たな形で発信していくことが期待されます。