埼玉県朝霞市の学校に「C4thクラウドプレミアム」が導入
2024年9月、埼玉県朝霞市では、全15の小中学校において、株式会社EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「C4th」のクラウド版サービス「C4thクラウドプレミアム」が導入されます。このシステムは、校務のデジタル化を進めることにより、教職員の働き方改革、児童生徒の個人情報のセキュリティ強化、さらにはきめ細やかな教育の実践を実現するためのものです。
校務の効率化とセキュリティの強化
「C4th」システムは、成績処理や出欠確認、健康診断票の管理など、様々な機能が統合された校務支援システムです。これにより、従来は手書きで行われていた業務がデジタル化され、教職員の負担が軽減されます。さらに、児童生徒の機密情報は安全に管理され、情報漏洩のリスクを減少させることができます。特に、今回の導入により、出欠席や保健室利用のデータがリアルタイムで可視化され、教職員間で簡単に共有できます。
教育の質を向上させる取り組み
「C4th」によりデジタルデータの蓄積と分析が可能となることで、教員は子どもたちの変容や成長を根拠に基づいて把握できるようになります。そして、これを踏まえた上で、よりきめ細やかな教育を提供することが期待されています。特に、データ分析に基づく指導が行われることで、各生徒のニーズに応じた支援が可能になるのです。
保護者と学校の連携が強化
また、保護者とのコミュニケーションの向上も重要なポイントです。EDUCOMが提供する「tetoru」とのデータ連携によって、学校と保護者の双方向のコミュニケーション環境が構築されます。この連携により、保護者は子どもたちの学習状況をリアルタイムで把握でき、学校からの連絡を迅速に受け取ったり、欠席の連絡を行ったりすることが容易になります。これにより、家庭と学校の連携が深まり、子どもたちの学びを支える環境が整えられます。
EDUCOMの取り組みと未来
株式会社EDUCOMは、1989年に教育用コンピュータ事業を開始し、以来、多忙な教員の支援を目的とした学校支援システムを数多く提供してきました。現在、約500の自治体で利用されており、約10,000の小中学校で採用されています。EDUCOMは今後もGIGAスクール構想に基づき、児童生徒と保護者向けのサービスを拡充し、学校全体の活動を支える取り組みを進めていく予定です。
朝霞市での「C4thクラウドプレミアム」の導入は、今後の教育現場におけるデジタル化の一環として、他の地域にも大きな影響を与えることでしょう。
会社概要
名称:株式会社EDUCOM(エデュコム)
代表取締役:小林 泰平
本社所在地:愛知県春日井市及び東京都新宿区
事業内容:学校支援システムの開発・販売
URL:
EDUCOM公式サイト
このように、朝霞市における「C4thクラウドプレミアム」の導入は、学校のデジタル化に向けた重要なステップとなります。教育の質を向上させ、教職員と保護者の連携を強化することで、すべての児童生徒にとってより良い教育環境が構築されることが期待されています。