トヨタ自動車のデータ保全サービス「PCE」とは
トヨタ自動車が提供するデータ保全サービス「PCE(Proof Chain of Evidence)」は、企業のデータガバナンスの強化や知的財産(知財)リスク対策に特化したクラウドサービスです。最近、公式サイトにおいて導入企業の活用事例が初めて公開されました。これは、実際にPCEを導入した企業の具体的な取り組みや導入効果を通じて、他の企業にとっても関連する情報を提供するものです。
PCEの導入背景
昨今、企業はサイバー攻撃や情報漏洩、外部パートナーとの共同研究の高度化など、データを保護するための課題に直面しています。トヨタ自動車は、こうしたビジネス環境の変化に応じて自社の経験を基にPCEを発展させ、企業の競争力を維持・強化するために展開してきました。
公開された事例
今回の公開では、株式会社ダイフクと花王株式会社の2社に協力いただき、PCEの導入に関する詳細なインタビューを掲載しています。
株式会社ダイフクの事例
ダイフクでは、従来のシステムがコストと手間を伴っていたのに対し、PCEは全社で使用していたSharePointとシームレスに連携し、簡便に保全ができることが評価されています。ユーザーフレンドリーな操作感を実現しており、従業員が特別に意識せずともデータ保全が行われています。
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花王株式会社の事例
花王では、PCEが「訴訟対策のツール」として見られがちですが、実際には未公開情報の保全や特許出願前の証拠管理、協業時のトラブル防止など、さまざまな業務で役立っています。このようにPCEは、企業活動の多様な現場での活用に特化したサービスです。
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PCEの特徴
PCEは、分散台帳技術とタイムスタンプを組み合わせており、データの改ざんが行われていないことや存在日付を証明することが可能です。ファイルの保存、更新に応じて自動で証跡を取得し、ファイル内容の真正性を検証できる仕組みが強みです。
自動保全機能
ユーザーが特別な操作をしなくても、使い慣れたクラウドストレージを使用しながら自動的にデータが保全されます。BoxやSharePointにも対応しています。
高い証拠力
「いつ」「誰が」「何を」行ったのかを完全に証明することができ、先使用権を争う法廷においても有効な証拠として機能します。
グローバル対応
PCEは10年以上にわたって、世界各国で有効な証明として機能します。日本、中国、米国、欧州の法律事務所から意見を受け、PCEで保全されたデータの有効性が確認されています。
まとめ
トヨタ自動車のPCEは、企業のデータガバナンスの強化、知財リスク対策、オープンイノベーションの促進に寄与し、データの信頼性を高めることに貢献しています。今回公開された導入事例は、同様の課題を抱える企業にとっても有益な情報となることでしょう。今後も多くの企業がPCEを活用し、データ保全に取り組むことが期待されます。
お問い合わせ
PCEに関する詳細は、トヨタ自動車の新事業企画部までお問い合わせください。
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