Coltと富士通が西日本ネットワーク拡張で提携し新技術を導入

Coltテクノロジーサービス株式会社(以下、Colt)は、富士通製のトランスポートブレード「Fujitsu Network 1FINITY T900 / T950」を導入し、西日本での自社ネットワーク拡張を行うことを発表しました。この取り組みは、広島、岡山、福岡の3拠点で進められており、2025年の稼働を目指しています。
この新技術の導入により、Coltは世界最高レベルのデータ容量と低消費電力を実現し、持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。技術的には、富士通の製品は日本国内で製造され、技術サポート体制も整備されているため、信頼性のあるネットワーク品質が期待されます。
Coltと富士通は、これまで技術検証において頻繁に協力してきましたが、特に2023年7月に行った実証実験では、東京と大阪間で商用長距離ネットワークの伝送速度が毎秒800ギガビットを記録しました。
今回採用された富士通のトランスポートブレードは、光1波長あたり毎秒1.2テラビットのデータ送信を実現するものであり、これにより伝送距離が40%向上し、全体のCO2排出量も60%削減できます。
加えて、Coltの専用線サービス「Colt Wave」は、毎秒1ギガビットから400ギガビットまでの広帯域幅をサポートし、多様な光インターフェースを持つファイバー・アーキテクチャに基づいています。これにより、国内外のシームレスな接続が実現され、世界1,100以上のデータセンターとの接続も可能となります。
この提携に関して、Coltテクノロジーサービスのアジア太平洋地域社長である水谷安孝氏は、富士通の技術力とサポート体制に感銘を受け、今回のネットワーク拡張におけるパートナーとしての信頼性を述べています。
一方、富士通の松井秀樹氏は、この提携が両社の協力関係を一層深め、グローバルにおけるネットワークの高信頼性と大容量化に貢献できることを強調しています。
Coltは、1992年にロンドンで設立され、現在では40カ国以上、230都市に展開するデジタル・インフラ企業として、顧客に卓越した接続性を提供しています。一方、富士通はイノベーションを通じて社会に信頼を提供し、持続可能な未来を目指しています。今後の両社の活動に注目が集まります。

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Coltテクノロジーサービス株式会社
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