JOGMEC、インドネシア人材育成庁とのインターンシップ覚書を締結
2024年10月8日、JOGMEC(ジャパン・オイル・ガス・メタル資源機構)は、インドネシアのエネルギー鉱物資源省人材育成庁(BPSDM)との間で、インターンシップに関する正式な覚書(MOA)を締結しました。この取り組みは、インドネシアのエネルギーと鉱物資源分野での人材育成を目的としており、両国の協力関係をさらに強化することを目的としています。
インターンシップの目的と内容
JOGMECは、BPSDMのプラホロ長官(Dr. Prahoro Yulijanto Nurtjahyo)からの提案を受けて、インターンシップ制度を導入することにしました。このインターンシップでは、インドネシアの職員がJOGMECで先進的な技術や実務経験を学ぶ機会を得ることになります。その結果、彼らは母国のエネルギー・鉱物資源分野の技術力を向上させ、より持続可能な発展につなげることが期待されています。
インドネシアの資源と日本の関係
インドネシアは石炭では日本の第2位の輸入国であり、天然ガスでも第8位に位置しています。また、銅やニッケルなどの貴重な鉱物資源も多く存在しています。こうした背景から、インドネシアは日本の資源供給において極めて重要な国であり、JOGMECは長年にわたりインドネシア政府と密接な連携を図ってきました。石油や天然ガス、鉱物資源分野においても、両国の協力関係は深化しており、CCUS(CO2の回収・有効活用・貯留)や地熱発電、石炭の開発などの技術支援が行われています。
パートナーシップの強化
インターンシップの受け入れは、地域のエネルギーの安定供給を追求する上でも重要なステップとされています。JOGMECは今後も日本とインドネシアの協力関係を深化させるため、人材育成と技術支援を一層推進していく方針です。この覚書締結は、両国間の信頼と助け合いを強化し、持続的な発展へとつながるでしょう。
JOGMECの髙原理事長とプラホロ長官がMOA署名を交わした際の様子は、両国の新たな関係のスタートを象徴するものであり、今後の展開に大きな期待が寄せられています。JOGMECはインドネシアとのパートナーシップを通じて、エネルギーおよび鉱物資源の安定供給に貢献する役割を果たし続けることでしょう。
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