Will Smartの石井康弘代表が日本ファームステイ協会の理事に
東京都江東区に本社を置く株式会社Will Smartの代表取締役である石井康弘氏が、2025年6月23日付で一般社団法人日本ファームステイ協会の理事に就任することが発表されました。この協会は、農泊を通じた地域振興や観光促進、空き家の有効活用を目指しており、石井氏はその活動において重要な役割を担うことになります。
理事就任の目的と背景
日本ファームステイ協会は、農山漁村地域への宿泊や体験を提供し、地域を活性化することを目的としています。石井氏はこの協会で、地域の二次交通を担当し、農泊を支えるプラットフォームの開発に取り組むことになります。これにより、観光や地域活性化、さらには空き家の問題解決に向けた協業を進めていく意向です。
Will Smartは、農泊情報プラットフォーム「FARM STAY Japan」の開発を通じて、テクノロジーを活用した観光DXに貢献しています。今後は協会との連携を強化し、プラットフォームの安全性や利便性を高める新たなサービスや解決策の開発に力を入れていく予定です。
皆川芳嗣氏のコメント
日本ファームステイ協会の理事長である皆川芳嗣氏は、石井氏の就任について喜びのコメントを述べています。「石井代表とは以前からの交流があり、彼のリーダーシップが当協会にとって有益になることを期待しています。農泊事業には多くの課題があり、特に交通面でのDXソリューションが求められています。彼の経験が日本国内の観光振興につながることを大いに期待しています。」と述べています。
地域二次交通推進ワーキンググループの設立
農泊を促進するために、宿泊先や体験施設へのアクセス確保が不可欠であるため、石井氏は理事就任と同時に地域二次交通推進に向けたワーキンググループの設立を発表しました。このグループでは、公共交通が衰退している地域における移動支援策や、地域の交通資源の有効活用を検討し、農泊事業の利便性を向上させることを目指しています。具体的には、公共ライドシェアや交通サービスの連携モデルを構築し、インバウンド需要を取り込む方策を模索していく予定です。
石井康弘氏のプロフィール
石井康弘氏は、1978年福岡県に生まれ、楽天株式会社等を経て2011年に株式会社ゼンリンデータコムに入社しました。その後、同社の社内ベンチャーであるWill Smartの立ち上げに関わり、2012年には自身が設立した会社に転籍します。2016年には代表取締役社長に就任し、これまでに多くのプロジェクトを担当してきました。
Will Smartの取り組み
Will Smartは、顧客企業との対話を通じて得た知見や最新テクノロジーを基に、モビリティ業界における社会的課題の解決を目指しています。特に、デジタル技術を用いた無人化や自動化に強みを持ち、バスターミナルにおける統合表示システムや、自動運転車両を利用した新しい交通サービスを提供しています。今後も、地域共創型の観光DXを促進するために取り組んでいく予定です。