コンテンツセブン、映画事業に新しい息吹
コンテンツセブンが新たに設立した映画劇場配給会社『マーチ』が、アジアを中心とした文化の架け橋となるべく映画事業へ進出します。2000年の創業以来、韓国や中国、タイの優れたドラマを日本に届けてきた同社は、蓄積した作品選定のノウハウを生かし、映画配給の領域にもその活動を広げることを目指しています。
事業の拡大とミッション
C7は、良質なコンテンツを通じて、多くの人々に感動や癒しを提供することに重点を置いています。新会社『マーチ』では、アジア映画だけでなく、洋画や邦画を含む多様な作品群を安定的に劇場配給・宣伝していく予定です。また、映画作品の二次利用をC7において展開することで、国内での映画作品の流通を一括で管理し、作品価値の最大化を図ります。これにより、日本の映像コンテンツ市場のさらなる発展と活性化に寄与することを目的としています。
契約した作品の概要
特に注目すべきは、新会社がフランスの映画会社『グッドフェローズ』から取得した、『On Falling(原題)』の国内配給権です。この作品は第72回サン・セバスティアン国際映画祭で監督賞を受賞したローラ・カレイラ監督の長編デビュー作であり、その評価も高まっています。そのほかにも、いくつかの作品について交渉が進められており、今後の発表が待たれます。
新会社『マーチ』の概要
新設された『マーチ』の基本情報は以下の通りです。
- - 商号:株式会社マーチ(英文表記:MARCH Inc.)
- - 設立年月日:2025年3月3日
- - 役員構成:
- 代表取締役 成七龍(C7代表取締役兼務)
- 取締役 鈴木直俊(C7経営管理部部長兼コンテンツ事業部副部長兼務)
- 取締役COO 田辺晴彦
- - 所在地:東京都中央区新川2-9-9 SHビル(受付3階)
- - 事業内容:映画の劇場配給・宣伝
- - 資本金等:1,000万円
映画業界への意欲
C7の豊富な経験とノウハウを活かした新会社の設立は、映画業界に新たな風を吹き込むことが期待されます。文化の架け橋としての役割を果たし、視聴者に喜びや感動を与える映画を数多く提供していく姿勢が伺えます。今後の展開に目が離せません。新しい映画体験を求める人々へ、ぜひとも注目してほしいと思います。