スタートアップ支援の新たな拠点！「IsaI AkasakA」とエンジェルラウンド株式会社が連携開始

スタートアップ支援の新たな拠点誕生！「IsaI AkasakA」とエンジェルラウンド株式会社が連携開始

スタートアップやその関係者にとって、新たなコミュニケーション拠点となる取り組みがスタートしました。複合型シェアオフィス「IsaI AkasakA」を運営する株式会社RJオフィスと、スタートアップ支援に特化したエンジェルラウンド株式会社が連携し、スタートアップ企業や関係者に対して、施設の一部を無償で提供するサービスを開始したのです。

この連携により、「IsaI AkasakA」は、単なるオフィススペース以上の存在感を持ち始めました。スタートアップ企業が抱える課題やニーズに寄り添い、資金調達の有無に関わらず、あらゆるスタートアップ企業に対して門戸を開放しています。

「IsaI AkasakA」とは？

「IsaI AkasakA」は、「異才が集う。未来を彩る」をコンセプトに、成功を目指しさらなる高みを目指す企業をターゲットにしています。単なるオフィススペースを提供するだけでなく、集う人々同士の交流を通じて、新たなビジネスやアイデアを生み出すことを目指しています。

連携によって提供されるサービス

スタートアップ企業や関係者は、コミュニティマネージャーとの面談を通して、以下のようなサービスを利用することができます。

イベントやセミナーの会場提供: 2名から最大30名まで対応可能なスペースを提供しています。
スタートアップのリアルプロダクト体験: 施設の一部を、スタートアップ企業のプロダクト展示や体験スペース、ギャラリーとして提供します。
ポッドキャストの撮影・録音: ポッドキャストの撮影や録音が可能な会議室を利用できます。
IsaIAkasakA入居者向けサンプリング: 入居者に向けたサンプリング活動を行うことができます。

これらのサービスに加え、新たなアイデアがあれば柔軟に対応してくれるとのことです。

本当の意味でのスタートアップ支援とは？

今回の連携は、単なるオフィススペースの提供にとどまりません。エンジェルラウンド株式会社は、「本当の意味でのスタートアップのための施設を作りたい」という強い思いを持っています。

資金調達をしていないスタートアップ企業であっても、利用できる環境を提供することで、起業家たちの成長を支援したいと考えています。また、コワーキングやシェアオフィスの運営元がベンチャーキャピタルであると、スタートアップ企業に「色」がついてしまう可能性があるという課題も認識しています。今回の連携では、スタートアップ企業やソリッドベンチャーの起業家たちの視点に立ち、オープンな環境を提供することを目指しています。

対象は資金調達済みの企業も、そうでない企業も

対象は、すでに資金調達をしている企業もそうでない企業も、スタートアップやソリッドベンチャーに携わる個人や法人です。施設の活用方法は、コミュニティマネージャーとのディスカッションで柔軟に対応可能です。基本的な使用料は無料です。

今後の展望

今後は、IsaIAkasakAの一室をコワーキングスペースとして開放することも検討されています。より多くのスタートアップ企業が利用できる環境を整え、コミュニケーションを活性化することで、スタートアップエコシステムの発展に貢献していく予定です。

会社概要

株式会社RJオフィス

不動産事業ノウハウと小規模事業者用物件に特化したPM・BM業務のノウハウを融合し、大手不動産会社や不動産ファンドの収益不動産運営をトータルサポートしています。各物件の規模や立地、建物特性、市況を総合的に判断し、独自の運営プラン・リーシングプランによる収益拡大化を目指しています。ユーザー目線を大切にし、提供する側と利用する側の双方向に「求められるオフィス」を実現することで、「なくてはならないオフィス」として共に成長し続けたいと考えています。

エンジェルラウンド株式会社

エンジェルラウンドに特化したベンチャーキャピタルファンドと、スタートアップ起業家だけの完全招待制オンラインコミュニティ「UooVo（ウーボ）」を運営しています。

スタートアップ起業家の多様なキャリア形成とEXITの選択肢を、IPOだけでなくスモールEXITにもフォーカスできるよう、「アーリー投資 × 最小限のファンドサイズ」というファンドコンセプトを採用しています。

投資先は、「ソリッドベンチャー」に特化しており、堅実な事業を持ちながら、常に新しいチャレンジを模索している企業に寄り添う方針を持っています。

代表取締役の大越匠氏は、大学卒業後、イシン株式会社に就職し、その後、ベンチャーキャピタルに転職。スタートアップ企業へのグロース支援や投資に従事し、2023年にエンジェルラウンド株式会社を設立しました。

まとめ

「IsaI AkasakA」とエンジェルラウンド株式会社の連携は、スタートアップ企業にとって新たな選択肢を生み出す取り組みです。資金調達状況や規模に関わらず、すべての起業家に対して門戸を開き、成長を支援していくことで、日本のスタートアップエコシステムの活性化に貢献していくことが期待されます。

スタートアップ支援の新しい形、その可能性と課題

「IsaI AkasakA」とエンジェルラウンド株式会社の連携は、スタートアップ支援の新しい形として注目を集めています。従来の資金調達中心の支援とは異なる、コミュニティや交流を重視した取り組みは、スタートアップ企業の成長を促進する新たな可能性を秘めていると言えるでしょう。

特に魅力的なのは、資金調達状況に関わらず、すべてのスタートアップ企業に対して門戸を開いている点です。資金調達に苦労しているスタートアップ企業にとっても、貴重な交流の場となり、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけになるかもしれません。

しかし、この連携には課題も存在します。無償提供という側面は、利用者の質や利用目的の明確化が重要になります。コミュニティマネージャーによる面談は、適切な利用促進に繋がる一方で、手続きの煩雑さや利用制限を感じさせる可能性も孕んでいます。

また、スタートアップ企業にとって、資金調達以外の支援は、必ずしも必要とされていないケースもあるかもしれません。今回の連携が、スタートアップ企業にとって本当に必要な支援となっているのか、継続的な検証と改善が必要です。

とはいえ、この連携は、スタートアップ企業にとって、より自由で多様な選択肢を提供する取り組みとして、大きな意義を持つと言えるでしょう。今後は、利用者の声に耳を傾け、柔軟にサービスを進化させていくことで、スタートアップエコシステムの活性化に貢献していくことが期待されます。