Figmaがブランドアイデンティティを刷新
Figmaが5年ぶりにブランド・アイデンティティを一新した。このリフレッシュは、Figmaがデジタルプロダクトのデザインプラットフォームとして成長し、クリエイターに寄り添う姿勢を反映しているとされている。Figma, Inc.の本社は米国サンフランシスコに位置し、企業の姿勢を大きく変化させるこの取り組みは、非常に注目を浴びている。
クリエイティブディレクターを務めるダミアン・コレル氏は、「ブランドのビジュアルは企業の社会における存在感を語るもの。このリフレッシュはコミュニケーションの変化を示す重要なシンボル」と述べ、Figmaが新しいオーディエンスを迎え入れる準備を整えていることを強調した。
新たなキャンペーン「Make. Believe.」
特に注目されるのが、Figmaの初となるフルファネルブランドキャンペーン「Make. Believe.」の展開だ。このキャンペーンでは、Figmaユーザーやコミュニティメンバーが作成した作品をプロモーションする映像やビジュアルが、ニューヨークのタイムズスクエアなど米国各地で告知されている。この取り組みを通して、Figmaはクリエイティブなエコシステムの一環としての役割を担い、デジタルデザインの力強さを見せる。
Figmaは、2012年にユーザーインターフェイスデザインツールとして始まり、その後、アイデア出しやブレインストーミングを手助けするFigJam、プレゼンテーション用のFigma Slides、デザインをコード化するDev Modeなどを発表した。従来のデザイナーだけでなく、2/3を占める開発者やプロダクトマネージャーといった新たな層のニーズにも応えることで、Figmaは国際的な大きな影響を持つプラットフォームへと成長し続けている。
コアの信念と新しいデザインコンセプト
リフレッシュの背後には「Build by Design(デザインを通じて形にする)」という新しいブランドコンセプトがある。これはデザインを、単なる技術やプロセスの一部とせず、より包括的な視点から捉える試みである。これには以下の3つの信念が込められている。
1. デザインはすべての人のもの:イノベーションは多様性から生まれる。
2. 想像が差別化の鍵:創造力と質の両立が優れた結果を生む。
3. アイデアは始まりに過ぎない:実行に移すことがより重要。
Figmaの新しいビジュアルシステムは、色鮮やかな原色やネオンカラー、アースカラーを用いており、これまで以上にダイナミックで遊び心あふれるデザインに仕上がっている。また、新たに採用されたカスタムフォント「Figma Sans」は視認性にも配慮されており、ブランド全体の印象を一新している。
地域に根ざしたクリエイティブキャンペーンの展開
Figmaは、ブランドリフレッシュを機に、 κοινωνίες の文化や価値観を反映したクリエイティブキャンペーンも数多く展開している。このふるまいは、商品の利用シーンを通してFigmaがユーザーに求められる存在であることを証明している。タイムズスクエアをはじめとした場所で見られるビルボードは、Figmaのエコシステムに参加した実際のユーザーの作品を披露し、多角的なアプローチで広範囲の支持を得ている。
Figmaは、デザインだけでなく、全てのクリエイターに向けた道を切り開く存在として、今後も進化を続けるだろう。新しいブランドアイデンティティとその活動は、今後どのように展開されていくのか、ますます注目が集まる。無限の可能性を持ったFigmaが切り拓く未来に期待が寄せられている。