HENNGE Oneとジョーシスの新たなAPI連携
HENNGE株式会社は、セキュリティリスクを軽減し、企業のテクノロジー活用を支援する製品群として知られる「HENNGE One」と、ジョーシス株式会社が提供するSaaS管理クラウド「ジョーシス」とのAPI連携を発表しました。この連携により、企業はメンバー情報を自動で更新し、IT資産を一元管理することが可能になりました。
なぜAPI連携が重要か?
現在、企業は多種多様なSaaSアプリケーションを利用しており、それに伴ってセキュリティリスクや管理コストの増大が問題視されています。特に、従業員が使用するアプリがIT部門に把握されていない「シャドーIT」は、見落とされがちなリスクです。これを改善するためには、実際に利用されているアプリの情報を可視化し、セキュリティリスクを把握する必要があります。
ジョーシスは、企業が所有するIT資産をマネジメントするためのSaaS管理クラウドであり、従業員がどのアプリを使っているのかを明確にすることができます。そのため、シャドーITの発見はもちろん、セキュリティリスクの高いアプリを特定することが可能になります。このように、ジョーシスとHENNGE Oneが連携することで、より強固なITガバナンスの実現が期待されます。
API連携の具体的なメリット
1. メンバー情報の自動更新
今回のAPI連携によって、HENNGE Oneに登録されている最新のメンバー情報が自動的にジョーシスに反映される仕組みが整いました。これにより、従業員の人事異動や新入社員の追加があった場合でも、手作業での更新や二重登録が不要になり、管理コストを大幅に削減できます。
2. IT資産管理の精度向上
ジョーシスでは、メンバー情報が常に最新の状態に保たれるため、企業は正確なIT資産管理を実現できます。誤った情報に基づく判断を避け、企業の運営をより効果的にサポートします。
3. セキュリティの強化
HENNGE Oneは、IDとデバイス、さらにはSaaSアプリを統合的に管理するための機能を備えており、これにより企業のセキュリティレベルを高めることができます。今回の連携によって、企業はより包括的なセキュリティ対策を講じることができるようになりました。
HENNGEとジョーシスの将来展望
HENNGEは、今後もHENNGE Oneと連携するSaaSの拡充を目指しており、それにより企業のIT活用をさらに進めていく方針です。テクノロジーを最大限に活用するためには、企業が持つ情報をどのように管理し、保護するかが鍵となります。
さらに、ジョーシスは2022年に設立された新興企業であり、世界中の350人以上の従業員を擁しています。多国籍体制の中で、ITガバナンスの強化に貢献している彼らも、HENNGEとの連携によってさらなる成長が期待されます。現在、700社以上の企業がジョーシスのサービスを利用しており、その数は着実に増加しています。
最後に
このように、HENNGE Oneとジョーシスが手を組むことで、企業はIT資産の透明性を向上させ、同時にセキュリティを強化することが可能になります。今後、この連携がどのように企業のIT環境を変革していくのか、注目が集まります。